- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県下野市
- 広報紙名 : 広報しもつけ 令和7年12月号
■大阪・関西万博で発表!
Auftritt auf der Expo(アウフトリットアウフデアエキスポ)2025
9月に、私を含めたドイツ人の国際交流員7人が大阪・関西万博のドイツ館(ドイツパビリオン)を訪れ、国際交流員の仕事について発表を行う機会がありました。ドイツ館の熱心なステージチームのおかげで、素晴らしい時間を過ごすことができました。その場で、私は下野市とドイツの姉妹都市ディーツヘルツタールの、国際交流の歴史について紹介しました!
具体的には、過去の交流の歴史と、今年姉妹都市締結50周年を記念して行ったさまざまな活動(市長の駐日ドイツ大使館の表敬訪問(1月)、プリーツホイザ・ブレッヒクラッペンの記念コンサート(4月)、姉妹都市締結50周年記念式典(4月)、オクトーバーフェストしもつけ~東の飛鳥ビール祭り2025~(9月)など)について話しました。
聴衆からは「下野市についてとても学びの多いプレゼンで、興味深かった!」という感想をいただいて感動しました。
ドイツ館のスタッフの方々に、可愛いツアーガイドを紹介していただきました。ドイツ館で、来場者に案内役として配布されるマスコットは「Circular(サーキュラー)」といいます。「サーキュラー」は、ドイツ館のテーマである「循環経済(サーキュラーエコノミー)」の「循環」を意味するキャラクターです。小さな携帯型のツアーガイドで、「インフォポイント」と呼ばれる場所に触れさせると、ドイツ館の中のものについて教えてくれます。日本語とドイツ語、英語を話すことができ、部屋を移動するたびに色が変わります。さらにドイツ館の公式マスコットでもあります。
2人の「サーキュラー」を隣同士に置くと、互いに歌ったり、話し合ったり、あるいは「話し相手はなんて可愛いんだ!」と冗談を言ったりします。周りの来場者は、「サーキュラー」を耳に当てるとドイツ館の各展示で音声ガイドが日本語で聞こえるので驚いていました。
私はドイツ語が流れる仕組みに設定して、展示ポイントにかざすことで循環型社会に関して楽しく学ぶことができました。ドイツ館のグッズショップで持ち帰ることが可能な「サーキュラー」が販売されていたので、私も購入できました。
「サーキュラー」は、コンテストでも優勝したんですよ!9月16日に「EXPOアテンダント×キャラクター ワールドフェスティバル」が開催され、万博公式キャラクターの「ミャクミャク」や、約30体のパビリオンのマスコットキャラクターが集結しました。そして人気投票で「サーキュラー」が1位を獲得しました!(※ミャクミャクは人気投票には参加していません)
ドイツのパビリオンは、未来の社会や持続可能な開発などをテーマに設計されました。「わ!ドイツ」というタイトルで、自然と技術の調和と持続可能な未来を表現しています。
森と7つの円が重なる木造建築のパビリオンはすべて解体・再利用可能な資材で作られており、サーキュラーエコノミーを体験できる「生物圏」「循環型都市」「資源・エネルギー循環の環」の3つの展示室があります。マスコットキャラクターの「サーキュラー」も登場し、来場者にドイツの未来ビジョンを五感で体験させる没入型の展示となっていました。未来の建築材料や未来的な交通機関(例えば水素発電の電車)、リサイクル方法などを紹介するだけでなく、ドイツの州の情報が載っている美しい屋上庭園も、パビリオンの裏側にありました。
ドイツの名物のソーセージ料理やドイツビールなどを提供するレストランもあり、連日多くの来場者で賑わうなか、美味しいドイツ料理を楽しむことができました。
