- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県野木町
- 広報紙名 : 広報のぎ 2025年12月号
野木町長 真瀬宏子
■一年を振り返って
今年ももうすぐ終わりとなり、新しい年が訪れます。この一年を振り返れば、夏の暑さが尋常でなかったことも心に残ります。そのほかは、わが町は大きな自然災害もなく平穏な一年が終わろうとしています。もともと野木町は比較的自然災害のすくない町でしたし、一昨年のダウンバースト被災は極めて珍しいことでした。今年のように、大きな災害もなく過ぎていく日々がこれからも続けばいいと心ひそかに願っているこの頃です。
地球温暖化や気候変動が言われて久しいのですが、野木町では「ゼロカーボンシィティ宣言」をして、少しでも二酸化炭素排出量の減少に努めております。しかし自然の力は我々の予測をはるかに超える大変動を起こし各地に大災害をもたらしているのが現状ですので、皆様とともにさらに安全安心策に力を入れて防災力を強化していきたいと思っています。災害は忘れたころにやってくると昔から言われていますので何もない平時こそよくよく気を配り注意していきたいと思います。ご協力のほどをお願いいたします。
さていろいろな変動、変化についてもう一つ申し上げますと、それは渡良瀬遊水地におけるイノシシの生息数の増大です。今年の3月末で1044頭がドローンで感知されましたので、今ではもう1200頭以上はいると思います。これについては周辺4市2町が県域を越えて一緒に、国にイノシシ等害獣駆除のご協力をお願いしております。大変ありがたく、町でも駆除隊のみなさまにご協力いただき大変ありがたく御礼申し上げます。
新しい年に向けて決意も新たに、来年はもっと安心して遊水地を散策できるように方策を探りたいと思います。今年一年の皆様のご協力に感謝し、くる年のご多幸を心よりお祈りいたしております。
