くらし やっぱりぐんまっていいところ 〜移住者に選ばれる魅力とは〜(1)

「力合わせる200万」という上毛かるたの読み札が「力合わせる190万」になったことを知っていますか。県人口が減少に転じてから約20年が経過した中で、県は新たな地域活性化の力となる移住者を増やすための取り組みを進めています。
今回は、実際に移住した人の話や県の移住に関する取り組みなどを紹介します。

■移住先として注目されている群馬県
新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、働き方や暮らし方が大きく変化し、都市部から地方への移住を考える人が増えています。特にテレワークの普及によって「職場に通う」という前提が薄れたことで、通勤距離のことを気にせずに住む場所を選ぶこともできるようになりました。
そうした中で注目されているのが、自然の豊かさと生活の利便性のバランスが取れた群馬県です。実際に移住者数は年々増加しており、地域の活性化も期待されます。

◇県外からの移住者の推移

※各市町村で把握できた移住者数の合計であり、実際の移住者数と一致するものではありません

◆豊富な観光資源
・草津、万座、伊香保をはじめ、県内には数多くの温泉があります!
・自然がいっぱい!日常の中に自然を感じることができます!
・冬にはウィンタースポーツが楽しめます!

◆地震が少ない
※詳細は本紙またはPDF版をご覧下さい。

◆交通アクセスが良い
・関越、北関東、上信越の3つの高速道路が整備されており、県外へのおでかけも楽々
・高崎駅から東京駅まで新幹線で約50分。東武伊勢崎線では太田駅から浅草駅まで約1時間30分

◆広々ガーデニングも
住宅の敷地面積:群馬県338平方メートル
参考:東京都139平方メートル
出典:統計でみる都道府県のすがた

◆晴れの日が多い
日照時間(年間):群馬県全国2位
出典:統計でみる都道府県のすがた

■Interview
移住者が気軽に相談できる身近な人に
下仁田町移住コーディネーター 津金澤 英美さん
日々、移住や2拠点生活を考えている人、また移住した人からの相談を受けています。町の魅力を紹介するだけでなく空き家バンク登録物件に関することから日常の生活に至るまで、相談内容は多岐にわたります。下仁田町を訪れる人たちの水先案内人のような、いつでも気軽に相談できる身近な存在でありたいと思っています。
移住を考えている人は、地域の一員となることについて前向きな人が多いと感じます。下仁田町の文化や自然に魅力を感じ、今の下仁田をそのまま残してほしいと語ってくれます。地元住民との交流を通じて「第2のふるさと」として、楽しく暮らしてもらえるとうれしいです。

■Uターン、Iターン、孫ターン!?
祖父母が住む土地は、子どもの頃、年に数回しか訪れたことがない場所かもしれません。それでも見知らぬ土地に比べて不思議と安心感があるものです。まちの匂いや駅前の風景、近所の商店の雰囲気がどこか懐かしく、心のどこかにしっかりと刻まれ、思い出されます。
近年は出身地に移住する「Uターン」、出身ではない土地に移住する「Iターン」だけでなく、祖父母が暮らす「思い出の地」へ孫世帯が移住する「孫ターン」という言葉も生まれています。

問い合わせ先:県庁ぐんま暮らし・外国人活躍推進課
【電話】027-226-2371