- 発行日 :
- 自治体名 : 群馬県
- 広報紙名 : ぐんま広報 2025年6月 No.433
群馬で見られる動植物の特徴や生態を紹介します
■光を放って飛び交う光景は初夏の訪れを告げる
水がきれいで餌が豊富など生息環境が整えば自然発生すると言われ、日本にしか生息しないゲンジボタル。県内でも地元の保護ボランティアなどがホタルの育つ環境づくりに取り組み、成虫が発生する6〜7月にかけては「ホタル鑑賞会」を行っています。オスとメスが意思疎通のために、夜空に光を放ち飛び交う幻想的な風景は、日本の初夏の訪れを感じさせます。
◇ゲンジボタル-源氏蛍-
特徴:九州、四国、本州などに分布し、成虫の体長は10〜20ミリメートルで日本に生息するホタルの中では最大級です。名前の由来は小説「源氏物語」の光源氏にちなんだという説や、平家との戦いで命を落とした源氏の武将が亡霊となり、ホタルになったという伝説があります
◇見られる場所
北関東有数のホタルの自然生息地
みなかみ町「月夜野ホタルの里」
JR上毛高原駅裏手の嶽林寺(がくりんじ)を囲むように、ホタルの里を整備。6月中旬〜7月中旬にかけて、地元ボランティアの案内で、ゲンジボタルを観賞でき、6月下旬にはヘイケボタルとの同時乱舞が見られます
◇観賞の注意点
フラッシュやライトの使用には注意!静かに楽しむホタル観賞
ホタルは強い光を嫌い、音にも敏感です。ライトやフラッシュの使用は避け、静かに鑑賞しましょう。ホタルは希少な生き物なので、捕まえたりせず、大切に見守ってください
◇まだある!観賞場所
県内には夏の夜を彩るゲンジボタルが観賞できる場所がいくつかあります。マナーを守って、この時季ならではの幻想的な光景を楽しんでください
月夜野ホタルの里(みなかみ町)
箱島ホタルの里(東吾妻町)
ぐんま昆虫の森(桐生市)
榛名湖(高崎市)
田口町 ホタルの里(前橋市)
楽山園(甘楽町)
ぐんまこどもの国(太田市)
※詳細は本紙またはPDF版をご覧下さい。