- 発行日 :
- 自治体名 : 群馬県榛東村
- 広報紙名 : 広報しんとう 2025年10月号
■認知症への理解を深めましょう
高齢化に伴い、認知症患者は年々増加しています。認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)の患者数約550万人、認知症患者数約450万人、合計1000万人時代に突入し、高齢者の約3.6人に1人が認知症またはその予備群といえる状況になっています。今後も増加傾向が続くと予測され、大きな社会課題の一つです。誰もが認知症になり得るという状況を理解し、自分らしく暮らしを続けていくためにはどうするべきか考える時代がきています。
○新しい認知症観とは
認知症になったら、何もできなくなるのではなく、認知症になってからも一人一人ができること、やりたいことがあり、仲間と繋がりながら希望を持って自分らしく暮らし続けることができるという新しい考え方です。
村民の一人一人が「新しい認知症観」に立ち、認知症の有無に関わらず共に生きていく社会の実現に取り組むことが必要です。
○認知症サポーター養成講座
認知症サポーターは、認知症に対する正しい知識・理解を持ち、地域で認知症の人やその家族に対して、できる範囲で支援する人です。認知症サポーターになるには、養成講座の受講が必要です。
受講内容:認知症の種類・症状・予防および対応などについて
対象:どなたでも受講できます。
地域やグループなど、団体で受講を希望される場合は地域包括支援センターへご相談ください。
○認知症初期集中支援チーム
医療・介護の専門職、そして認知症の専門医で構成されたチームです。病院の受診や、介護サービスの利用が難しい方に、早期の段階で医療・介護サービスなどの様々な支援につなぎ、安心して生活できる環境を整えます。
▼認知症相談窓口
最近物忘れが出てきたけれど大丈夫か、認知症または軽度認知障害(MCI)と診断され、今後の生活が心配など気になることがありましたら地域包括支援センターへご相談ください。
○認知症診断費用助成事業
村に住所がある65歳以上の方で、認知症の確定診断を受けていない方を対象に診断の費用助成を行っています。
詳しくは、健康保険課介護保険係【電話】0279-26-2513
▼お知らせ
○認知症サポートデイ
渋川広域市町村と多職種が連携し、認知症を学ぶイベントを開催します。体験コーナーや相談コーナーもあります。ぜひご来場ください
10月26日(日)9時から11時30分まで
会場:渋川ほっとプラザ
■ぜひご参加ください〔村の集いの場〕
○和(なごみ)の場
認知症サポーターが中心となって座談会や、皆で歌ったり、体操を行ったりしています。
・南コミカフェ(場所:南部コミュニティセンター)
毎月1回金曜日・13時30分から15時まで
・らくらくカフェ(場所:楽集センター)
毎月1回水曜日・13時30分から15時まで
・20区コミセンカフェ(場所:20区コミセン)
毎月1回火曜日・13時30分から15時まで *20区住民限定
○はつらつ教室
介護予防サポーターが中心となって村内7か所でフレイル予防のため筋トレなどを実施、月1回理学療法士に依頼し体操支援を行っています。
問い合わせ:榛東村地域包括支援センター
【電話】0279-25-8441
