くらし 熱中人 154

■動物大好き
◇オウムのルナちゃんは癒してくれる存在
大出知花(ちはな)さん(赤岩2区・25歳)
動物園の飼育員を目指していた大出知花さんは、数年前ペットショップで働いていました。子どものころから動物が好きで、ハリネズミ、ハムスター、ウサギ、犬などさまざまな動物を飼育してきた知花さん。そんな彼女がペットショップで出会ったのが、ルリメタイハクオオムの「ルナちゃん」でした。ルナちゃんはペットショップで販売されていましたが、心臓病を患っており、販売が難しい状況になっていました。この場合、店では最低限の世話しかされず、本社へ戻されイベント用の鳥として扱われることがほとんどです。しかし、「可愛い子だから絶対に家族として迎えたい」という強い思いを抱いた知花さんは、約3ヵ月間、家族の反対を説得し続けました。そしてついに家族を納得させ、ルナちゃんを飼い始めることができました。
今では知花さんの家族みんなでルナちゃんを大切に可愛がっています。特に知花さんのお父さんは町のイベントにルナちゃんをよく連れて行っており、地域の人々に親しまれる存在になっています。また、自然の豊かなスポットにもルナちゃんを連れて行き、リフレッシュできる時間を共に楽しむことを心がけているそうです。
ルナちゃんを飼い始めて良かった点として、最も嬉しいのは病気の症状が少しずつ改善していること。そして、何よりルナちゃんが楽しそうに元気に過ごしている様子を見られることだと知花さんは話します。一方、大変な点もあり、例えばエサ代や薬代がかさむことや、ルナちゃんが動き回ることで家の中がボロボロになりがちなこと。家族みんなで協力してやりくりしながら、知花さん自身も節約を心がけて、大切な家族であるルナちゃんとの生活を楽しんでいます。
知花さんはルナちゃんについて、「これからは町の非公認キャラクターとして活躍することを目指したい」と明るい未来を描いています。そのため、町のSNSにも積極的に取り上げてもらい、より多くの人にルナちゃんの魅力を知ってもらいたいと思っているそうです。また、彼女は動物との生活について、「責任を持ってお世話できるなら、動物は心も身体も癒してくれる存在になります」と語りました。町でルナちゃんを見かけたときは、ぜひ声をかけて可愛がってほしいと微笑む知花さん。彼女とルナちゃんの幸せな日々が、地域に新たな温かさを届けています。

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