文化 大宮盆栽村 100年のあゆみ~国際化~

令和7(2025)年、大宮盆栽村は開村100周年を迎えました。そこで、今年度は歴史を紡いできた先人たちに思いを馳せながら、世界に誇る盆栽の聖地「大宮盆栽村」の軌跡を特集します。
この100年のあゆみを振り返ってみましょう。

■東京オリンピック
昭和39(1964)年に開催された第18回オリンピック競技大会(東京オリンピック)に伴い、「東京オリンピック協賛盆栽水石展」が日比谷公園で開催されました。盆栽や水石が約350点展示され、大宮盆栽村からも多くの出品がありました。これを機に、大宮盆栽村では、外国人観光客を受け入れるため、英語のパンフレットが準備されるなど、国際化が進みました。

■大阪万博
昭和45(1970)年、日本万国博覧会(大阪万博)で、「日本万国博覧会盆栽水石展」が開催されました。250万人越えの来場者となった本展では、大宮盆栽村から、埼玉県の県木であるケヤキの盆栽50鉢で武蔵野の風景を再現したほか、東京オリンピックと同様に、多くの出品がありました。また、会場と大宮盆栽村を繋ぐ生放送のテレビ中継が行われ、大宮盆栽村の名が広く知られる機会となりました。
大阪万博の後、大宮盆栽村に様々な国から外国人観光客が訪れ、盆栽を育てたり、もなかなどの商品に盆栽の名前が使用されたり、国内外で盆栽ブームとなりました。
世界的なイベントである東京オリンピック、大阪万博を通して、国際化が進み、日本の盆栽から世界のBONSAIへと広がっていくことになりました。

≪盆栽みっけ≫
~大宮盆栽が再び万博の舞台に~
現在開催中の大阪・関西万博で、9月18日(木)から21日(日)まで、本市が大宮の盆栽等を展示します。昭和45(1970)年に開催された大阪万博では、大宮盆栽村からも多くの盆栽が出品され、その名を世界に轟(とどろ)かせました。
55年の時を経てなお盆栽業界をけん引し続ける大宮盆栽村が、100周年という節目の年に再び世界の人々を魅了します。
※詳細は、全市版20ページをご覧ください。(本紙をご覧ください)

問合せ:北区役所コミュニティ課
【電話】669・6020【FAX】669・6161