スポーツ スポーツのチカラ!

人の心を動かし、日々のくらしを元気に、そして豊かにしてくれるスポーツ。スポーツを通じて、浦和のまちに活力を与えている方々をご紹介します。

■スポーツとレッズを、もっと皆さんの近くに
一般社団法人レッズランド 課長 小尾優也(おびゆうや)さん

スポーツで、もっと、幸せな国へ。「Jリーグ百年構想」に基づいて設立し、今年20周年を迎えたレッズランドで、課長の小尾優也さんにお話を伺いました。
レッズランドでは、地域の子どもたちを地域全体で育むことを目的とした企業協賛型制度「育みパートナー」を活用し、家族向けイベント「キッズフェスタ」や「全力大運動会」などの様々な取組を展開しています。地元育ちの小尾さんいわく、地域の皆さんには「浦和レッズやサッカーが好きな人が集まる場所」というイメージが根付いていたとのこと。小尾さんは「レッズやスポーツにあまりなじみがない方にも気軽に訪れてほしい」という思いから、自治会やPTAの方々などを訪ねました。「何かレッズにお手伝いできることはないか」と声をかけ、一緒に課題に向き合ううちに、今度は地域の皆さんが様々な形で力を貸してくれるようになったと言います。
地域の方々に、「浦和レッズがこの街にあったからこんなに楽しい経験ができた」と感じてもらい、誰にとっても身近で気軽な存在になっていけたら。地域で培ったエネルギーを、スタジアムにも届けられたら。小尾さんが目指すのは、かつて自身がジュニアユース・ユース選手として過ごした浦和レッズと、これまで縁をつないだ周りの人々、そして「サッカーのまち浦和」への「全力の恩返し」です。
「たくさんの人と関わり、周りの人を笑顔にすることが自分の幸せだと改めて気づいた」と語る小尾さん。「区民の皆さんには、レッズに何でも気軽に相談してもらいたい」と気さくに笑う姿は、まさにレッズランドのキャッチコピー「地域と共に、笑顔を重ね、いつまでも」を体現しているようでした。