- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県秩父市
- 広報紙名 : 市報ちちぶ 令和7年6月号
長年にわたり各分野で著しくご活躍された方々に贈られる「春の叙勲」「危険業務従事者叙勲」などが発表されました。
市内で受章された皆さんをご紹介します。
■瑞宝小綬章
元埼玉県知事室長
武島 裕(ゆたか)氏
(太田)
武島氏は、昭和49年埼玉県庁に入庁後、秩父福祉事務所で生活保護ケースワーカーなどの業務を経て、県生活福祉部内各課に勤務。その後、昭和61年には熊谷土木事務所で、開発行政に従事されました。
また、平成9年4月には小鹿野町助役として3年間出向され、町政発展に寄与されるとともに、平成19年からは県報道長、平成21年からは県福祉部長、平成23年からは県知事室長を歴任され、長年にわたり県政進展に貢献をされました。
■旭日双光章
埼玉県女性防火クラブ連絡協議会会長
磯田 久子 氏
(上影森)
磯田氏は、昭和63年に秩父市影森地区で栄町婦人防火クラブ(現、栄町女性防火クラブ)を立ち上げ、会長として防災訓練や広報活動を通じて地域の火災予防に尽力されました。また、平成10年に秩父郡市の連合会である秩父地区婦人消防連合会(現、秩父地区女性消防連合会)会長に、令和4年に県女性防火クラブ連絡協議会の会長に就任し、現在も3団体の長として埼玉県内における防火思想の普及高揚に多大な功績を挙げています。
■瑞宝双光章
元内閣府政策統括官付参事官付管理審査官
関根 正夫 氏
(中村町)
関根氏は、昭和48年4月に科学技術庁に入庁、平成13年からは中央省庁再編に伴い発足した文部科学省の職員として、宇宙、海洋、原子力および地震防災等の各分野に関する研究開発に係る予算編成、執行管理および普及啓発等の職務に従事されました。
平成22年から3年間は内閣府に出向し、国の科学技術政策の企画立案を担う「総合科学技術会議」の事務局を担当されるなど、平成27年3月に退官されるまで42年間の長きにわたり、文部科学行政の推進と発展に貢献されました。
■瑞宝双光章
元秩父市消防団長
平野 宣夫(のぶお)氏
(荒川上田野)
平野氏は、昭和63年4月に旧荒川村消防団員に入職後、数々の役職を経て、平成30年4月に秩父市消防団長に就任されました。
常に地域住民の安心安全を守るという消防の任務を自覚し、災害活動にあたるとともに団員の指導育成・資質向上に尽力されました。令和4年にご退団されるまで34年あまりの長きにわたり、秩父地域の消防防災力向上に多大なる貢献をされました。
■瑞宝単光章(危険業務従事者叙勲)
元秩父消防本部消防司令
阿左美 義久 氏
(下影森)
阿左美氏は、昭和46年4月より秩父消防本部消防士に奉職後、火災・救急・救助等さまざまな災害現場活動に従事され、秩父消防署分署長として平成25年3月に退職するまで42年の長きにわたり消防職員として活躍されました。
この間、豊富な経験と知識をもって、後進の育成に努めるとともに、住民の生命、身体、財産を保護する消防の任務を深く自覚し、秩父地域の安全確保に尽力されました。
■瑞宝単光章(危険業務従事者叙勲)
元秩父消防本部消防司令
金井 貞雄 氏
(下吉田)
金井氏は、昭和46年4月より秩父消防本部消防士に奉職後、火災・救急・救助等さまざまな災害現場活動に従事され、秩父消防署分署長として平成25年3月に退職するまで42年の長きにわたり消防職員として活躍されました。
この間、常に自己研鑽を重ね警防技術の向上に努めるとともに、広い視野と豊富な経験、冷静な判断力を礎に、秩父地域の安全確保に尽力されました。
■瑞宝単光章
(有)中栄ペイント代表取締役
中 猛保(たけやす)氏
(寺尾)
中氏は、地域の塗装業に携わる傍ら、平成8年から現在まで長年にわたり、塗装業種(鋼橋塗装作業)県技能検定委員として、技能検定の実施・普及、技能士の育成に尽力されたほか、塗装技術の向上や継承など、地域の塗装業界の発展に貢献されました。
現在までに、厚生労働大臣表彰のほか、技能検定成績優秀者・技能検定功労者として、県知事・県職業能力開発協会会長表彰を複数回受賞されています。