くらし 市長コラム

広報かぞ10月号を読んだ市民の皆さまから図書館についてさまざまなご意見をいただいています。その図書館も含め、市には、庁舎や教育施設、福祉施設、子育て支援施設、コミュニティ施設、スポーツ施設、文化施設、防災施設など、非常に多くの公共施設があります。合併前の旧市町が整備した同種の施設も多く、合計では382施設に上ります。
公共施設は必ず老朽化します。大規模修繕や建て替えで全ての施設を維持していくことは財源的にも人材的にも極めて困難です。
そこで市長就任直後の令和4年6月に、公共施設の将来のあり方などをまとめた「加須市公共施設等総合管理計画(改訂版)」と「加須市公共施設等個別施設計画(試案)」を市議会や市民の皆さまに公表しました。その方針では、現状の公共施設の床面積を35%削減することを目標としています。これまで、個別の施設ごとに皆さまのご意見をいただきながら再編を進めてまいりました。例えば、令和5年度には公立幼稚園を、6年度には公立保育所を、そして今年度は小中学校やスポーツ施設、図書館、コミュニティ施設、子育て支援施設などの再編を検討しています。
過去に数多く整備されてきた公共施設の修繕や更新、そして再編は避けて通れない大きな課題のひとつです。総面積を縮小しながらも機能を充実させてポジティブな未来を描いてまいります。

公共施設を再編しながら次代へ

加須市長　角田守良