くらし [特集]繋がれる「人」と「場所」が、このまちにはきっとある。(3)

踏み出した一歩を後押しする人と場

■県立本庄特別支援学校
▽一緒に歩んでいくことを大切にする
県立本庄特別支援学校 坂田拓夢先生
「学校を卒業した後、この子たちがどういう風にこの社会の中で、そして地域の中で生きていくのかというのは常に考えながら接しています」。そう話すのは県立本庄特別支援学校で中学1年生の学年主任を務める坂田先生だ。
本庄特別支援学校は、知的障害があるこどもたちを教育する学校で学習指導要領に基づき一人ひとりの実態に応じた学びを大切にしながら、「卒業後、地域の中でどう生きていくか」を見据えた指導を行っている。「やはり大事なのはこどものことを良く知ること。親御さんやこども自身と信頼関係を築きながら一緒に歩んでいくことを大切にしています」。
授業では無理強いをせずに出来ることから取り組んでもらえるよう一人ひとり丁寧に向き合っている姿勢が印象的だった。
「こどもたちは純粋なので授業がつまらない時とか、逆に楽しい時とか、どうにかしてそれを表現して伝えてくれるんです。なので僕も向き合う時は人と人として、どれだけ自分の気持ちが伝わるようにできるか、すごく考えています」。
学校は、これからもこどもたちの「小さな一歩」を受け止め、社会へ繋がる力を後押ししていく。

▽作業学習の様子
特別支援学校では、作業学習として生徒が「紙すき」や「陶芸」等に取り組み、作った作品の頒布や販売を行っています。
写真は生徒が実際に作業に取り組んでいる様子。顔は真剣そのものでした!

▽CHECK 参加してみませんか?はーと教室
発達に心配のある4~6歳の就学前幼児と保護者を対象とした親子教室です。
こどもたちには小集団での遊び、保護者には話したり出会ったりする場を提供しています。まずはお電話ください!
・幼児の会
リズム遊び、サーキット、絵本の読み聞かせ等を行います。
・保護者の会
「こどもとの関わり方について」「家庭での過ごし方」「就学について」など、お気軽にご相談ください。

問合せ:県立本庄特別支援学校
【電話】24-3747

■就労継続支援B型十人十色
▽どんな人でも活躍できる場がある
就労継続支援B型十人十色 根岸優さん
就労継続支援B型「十人十色」は、働く経験や技術を積むため、通所される利用者の方で日々賑わっている。
「週1回、1時間からでもいいんです。まずは外に出て、人と関わることから始めてほしいんです」。
代表の根岸さんが特に大事にしているのが〈人との関わり〉。事業所を覗いてみると、利用者や職員が和気あいあいと話しながらそれぞれのペースで作業を行っていた。
これまで就労を考えていても最初の一歩を踏み出せずにいる人たちを多く見てきたという根岸さんは、「できる・できないより、まずはやってみること。作業を通して人と関わることで、自分の将来の可能性を広げていくことが大事なんです」と話す。
元々コーヒー業界で活躍されていた中で、障害のある方の感覚や集中力に触れ衝撃を受けたという根岸さん。作業所名の〈十人十色〉のとおり、どんな人でも、それぞれに活躍できる場があると語る。
「障害等の理由で一般就労が出来ない方も、実は能力や技術は十分あることの方が多いんです。大切なのは一歩を踏み出し、人と関わりをもつこと。十人十色は、これからもその一歩を応援しながら、それぞれの方の人生の選択肢を増やして行きたいです」。

▽就労継続支援B型とは…
障害や体調等の理由で一般就労が難しい方が、自分のペースで安心して働くことのできる福祉サービスです。
軽作業などを通して働く経験や生活リズム作りを支援しています。

▽十人十色オリジナルブレンド
利用者の方が実際に焙煎等の作業を行い生産・販売を行っているこだわりの一品。作業所やイベント等で販売しています!

▽POINT あなたが読んでいる広報紙も…
「私たちも広報ほんじょうのお手伝いをしています!」
実は広報ほんじょうの配送作業の一部を、市内にあるさまざまな事業者(所)に通われている皆さんにお手伝いいただいています。
広報紙がお手元に届き、読むことができるのも、こうした皆さんの繋がりがあってこそなんです。

・ご協力事業者(所)の皆さん
スカイノート本庄/ウーリー本庄
ワークみさと/陽(はる)
ポノポノ/えがお工房
はなわの杜/十人十色