くらし (特集)令和7年度市長施政方針・予算(3)

【テーマ3】
■楽しめる健康高齢社会を
安心、健康、便利なまちづくりを進めます。

◇福祉の総合的な推進…198万円
高齢者や障害者、児童などを対象とする健康福祉部門の上位計画である「地域福祉計画」を策定します。計画には、成年後見制度利用促進計画や生活困窮者自立支援方策、再犯防止推進計画を含めます。

◇公共交通の充実…2,010万3千円
デマンドバスの運行に係る経費を補助し、地域公共交通の充実を図ります。また、既存の公共交通の再編などを視野に入れ、市内の公共交通の適正な運行をするための地域公共交通計画の推進に取り組みます。

◇健康づくりの推進…440万円
狭山市ふれあい健康センターサピオ稲荷山について、多世代の方々が利用し、健康の増進と相互交流がさらに図られる施設となるよう、民間資金を活用したリニューアルに向けた取り組みを推進します。

◇図書館サービスの安定的な提供…2,772万円
小学校や福祉施設などの駐車場所を2週間間隔で巡回し、図書館資料の貸出・返却などのサービスを行っている移動図書館「さみどり号」を新たな車両に更新します。

◇介護サービスの充実…2,674万6千円
介護認定審査件数の増加に対応するため、新たなシステムを導入し、審査事務の効率化を図ります。

【テーマ4】
■市政運営をみんなの力で
市民、団体、事業者、行政が協働し、新時代にふさわしい元気なまちづくりを進めます。

◇平和意識の高揚…49万8千円
戦後80年戦没者追悼式典と平和祈念講演会を行い、戦争の悲惨さと平和の尊さを次世代へ継承します。

◇健全な財政運営の推進…5,212万円
物価高騰による、施設の運営経費や証明書発行業務に係る経費への影響を踏まえ、受益と負担の公平性を確保するため、公の施設の使用料と証明書発行などの事務手数料の適正化を図ります。
歳入増加に向けて、ふるさと納税の新たな返礼品を開拓するとともに、積極的なプロモーションを展開します。また、企業版ふるさと納税にも積極的に取り組みます。

◇危機管理防災対策の充実…2,347万1千円
幅広い世代が楽しみながら防災について学ぶことができる、フェスタ方式の総合防災訓練を昨年に引き続き開催します。
災害時のトイレ課題に対処するため、バリアフリーに対応した水洗浄便座を備えた自走式トイレカーを県内で初めて導入します。

◇計画行政の推進…900万円
市の最上位計画として、今後10年間のまちづくりの指針となる「第5次狭山市総合計画」を策定します。

【物価高騰対策】
国の「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を活用し、物価高騰の影響を受ける全ての市民や事業者を支援します。
すべての市民や事業者に対し、2カ月分の水道料金の基本料金を免除…9,510万円
省エネ効果の高いエアコンへの買い替えを促進する補助事業を実施…2,000万円
公立小・中学校の給食について、物価高騰に伴う食材料費分を補助…1億2,443万6千円