- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県越谷市
- 広報紙名 : 広報こしがや 令和7年4月号
■2 私たちが考えた!越谷をもっとよくするアイデア
3月19日に中央市民会館で行った探究活動の成果発表。高校生ならではのすてきなアイデアの一部を紹介します。
▽最優秀賞 小学生以下の子どもたちが外で遊ぶためには
「越谷市にプレーパークをつくる会」に話を聞いて、子どもたちが外で遊ぶ機会や場所が少なくなっていることに気付きました。外遊びが減っている要因の一つは遊び場で禁止されていることが多いことだと考え、多くの人が利用する公園ではなく、地域の学校を遊び場として提供することができないかを検討しました。
越ヶ谷高校でプレーパークを開催し、子どもたちが自由に安心して外で遊ぶ機会を作ることを提案しました。
▽私たちとこしがやエフエム
「こしがやエフエム」に話を聞きました。若い世代にコミュニティFMが知られていないことを課題と感じ、まずは知ってもらい、ラジオを身近に感じる機会を作ることが重要と考えました。
発表では、ラジオがなくてもスマートフォンのアプリで番組を気軽に聴くことができることを紹介するとともに、昼休みの校内放送でこしがやエフエムの番組を放送するなど、自分たちの学校生活とコミュニティ放送の距離を縮める提案をしました。
▽言語の壁を超えるために私たちにできる身近なこととは
「多文化共生コスモ越谷」に話を聞いて、地域で暮らす外国人とのコミュニケーションに、言語の壁があることを課題と考えました。言語の壁の解決策として、言葉を学ぶだけではなく、言葉以外のコミュニケーションが有効だと考え、非言語コミュニケーションとしてピクトグラム(情報を伝達する視覚的な図記号)の設置を提案しました。また、言葉のコミュニケーション以外にも、スポーツやオンラインゲームなどを一緒にするなど、交流を楽しむことの大切さを伝えました。
▽車椅子の利用者が日々の生活を過ごしやすくするためには?
車いす等で生活している人に直接話を聞きました。車いす等の利用者の日常生活にある困り事を知り、自分たちが始められるバリアフリーは何かを考えました。
当事者の気持ちをしっかりと理解しさまざまな人が暮らしていることを知ることが大切だと伝えるとともに、困っている人がいたらまず声をかけ、行動するという意識を持ち、お互いに理解し支え合う「心のバリアフリー」について提案しました。
市民の地域への愛着度が低いことを解決するために、SNSで市内の優れた企業や越谷アルファーズなどの魅力を発信することや、高校生が子どもたちに自然の大切さを伝える機会を作ることをはじめ、地域でのボランティア活動に積極的に参加することについても提案がありました。高校生の視点で気付いた課題とその解決に向けて自分たちが行動することを考え、地域や社会と関わることで、地元こしがやへの愛着が深まり、まちへの意識が変わる発表の場となりました。
この活動の様子は、越ヶ谷高校のホームページやInstagramにも掲載されます。
■CHECK
4月放送のテレビ広報番組「Koshigaya Collection(こしがやコレクション)」(こしコレ)で、越ヶ谷高校の皆さんを特集します!
放送局・日時:
・テレビ埼玉…4月19日(土)9:30から
・J:COM…4月21日(月)~27日(日)9:00から・20:00から
※後日YouTube越谷市公式チャンネルでも配信予定!
問合せ:広報シティプロモーション課
【電話】963-9117
HP:5412