くらし 私たちが創る未来のこしがや(1)

越ヶ谷高校1年生の総合的な探究活動の時間に密着!
生徒たちみずから市内の企業や市民活動団体を取材。越谷市をよりよいまちにするための課題を見つけ、自分たちで考えた解決策を発表しました。その活動の舞台裏や生徒たちの思いを紹介します。

■1 探究活動ウラバナシ
ふだんの授業とは違う、ほかのクラスや学校外の大人との関わりで感じたこと、変わったこと…。素直な思いを話してもらいました。

▽取材先で気を付けたこと・気付いたこと
初めての学校外での取材。地域の課題解決に取り組む企業や団体に緊張の中取材してきました。

小保方果歩さん:「失礼のないよう、あいさつやことばづかいに気を付けました。知らないことが多く、もっと事前に調べればよかったと反省しました」
齋藤琴音さん:「こちらの意図が正しく伝わっているか、慎重に確認しながら話を聞きました」関本和生さん「いい答えが引き出せるよう、空気が重くならないように気を配りました」
清水眞結さん:「緊張して上手にインタビューできず悔しい思いをしましたが、優しく対応してもらえました」
井上愛実さん:「学校外でのインタビューは、貴重な社会経験になりました」
鈴木勇翔さん:「話を聞くことを意識して、分からないことを適切に質問するように心がけました」

▽活動の中で楽しかったこと・難しかったこと
総合的な探究活動の時間は、ふだんの授業とは違い教科やクラスの枠を超えた学びが特徴。主体的に取り組むことでやりがいを感じました。

中島理緒さん:「ほかのクラスの人たちとの交友関係が広がって楽しかったです。越谷市について知らないことが多くて大変でした」
池上乃衣さん:「学校以外でのコミュニケーションも必要な活動だったので、責任感を持って行動しました。情報共有、進捗状況や期限の確認の大切さを学びました」
春日優汰さん:「グループをまとめることは難しかったけど、みんなが協力的だったので、円滑に進められてよかったです」
吉田湊さん:「みんなと話し合うことでよいアイデアが浮かんだり、自分の意見に自信を持つことができました。どうしたら聞いている人に分かりやすく伝えられるかを試行錯誤するのが楽しかったです」
中村果鈴さん:「今まで考えてこなかった問題の課題と解決策を考えることで、想像力や自分事にする力が身についたと思います」
箭子優大さん:「グループの仲が深まるにつれて会話も弾んできて、さまざまな解決策の案が出てきました」

▽地域との関わりについて考えたこと
活動を通して感じたのは、地域とのつながり。今まで過ごしてきた越谷市について、自分たちができることを考えました。

澤希一郎さん:「企業がそれぞれ経済活動をしているだけでなく、連携していることやイベントに参加するなど地域と関わっていることを知りました」
前島舞優さん:「今回の活動は、地域の皆さんの協力がなければできなかったと思います。地域のつながりは自分にとって価値のあるものだと実感しました」
前森望来さん:「環境問題は自分たち高校生にもできることがあると知ることができました。例えば小学生など小さい子と一緒に自然と触れ合ったりして、大切さを伝えていけたらなと思います」
今村理人さん:「ふだん目を向けることのなかった地域との関わりに目を向けたことで、自分たちも積極的に関わってよりよい越谷を作っていきたいと思いました」
鈴木誠道さん:「企業の抱える課題と越谷市が抱える課題をつなぎ合わせたとき、自分たち高校生に何ができるのかを考えました」
吉田博宗さん:「まちづくりには、そこに住む一人ひとりの努力が大切だと感じました」
山本桜介さん:「自分には関係ないと思うことでも、誰かにとっては大切なことだと気付きました。ふだん生活している中で見えていないことについて、相手の立場に立ってよく考えたいと思いました」
茂木翔太さん:「越谷市は地域の人が優しく、世代間交流の機会も多いです。地域の関わりを深めることで、例えば災害時なども協力して対応できるよりよいまちになると思いました」

▽取材先はこちら
久伊豆神社、流カイロプラクティック院、越谷どうぶつ病院、こしがやエフエム、越谷こども食堂、旧日光街道・越ヶ谷宿を考える会、Mr.CANDY、車いす当事者の方、埼玉学生活動機構、経済振興課、中島プレス工業(有)、オリザネット、越谷らるご、越谷にプレーパークをつくる会、越谷アルファーズ、越谷市住まい・まちづくり協議会、傾聴ボランティア「ゆうゆう」、越谷市社会福祉協議会ボランティアセンター、災害ボランティアの方、広域交流ボランティア「シニアカフェ越ヶ谷」、(一社)多文化共生コスモ越谷、市民活動支援センター、(株)grain grain