- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県蕨市
- 広報紙名 : 広報蕨 令和7年12月号
天才絵師の作品蕨にあり ─No.115─
■暁斎筆 「閻魔と鵜匠」 絹本墨画彩色 軸装
閻魔大王(えんまだいおう)の前に、みすぼらしい姿の老人が引き出されています。現世の行いを映す浄玻璃鏡(じょうはりきょう)に鵜飼(うかい)の場面が映し出されていることから、生前、この老人は鵜匠(うしょう)であったことがわかります。殺生は大罪であるという仏教思想に基づけば、閻魔大王がこの老人に下す判決は、厳しいものになることが想像されます。老人にまとわりついている鵜たちも、川に潜って鮎(あゆ)を呑(の)み、鵜匠がそれを吐き出させるという鵜飼いの漁に協力していた罪に問われるのでしょうか。
※本作品は現在の展覧会で御覧いただけます
河鍋 暁斎(かわなべ きょうさい) 天保2年(1831)~明治22年(1889)
現在の茨城県古河市に生まれる。浮世絵や狩野派を学び、江戸・東京の庶民から人気を博す。明治9年、万国博覧会に肉筆画を出品。14年、内国勧業博覧会で日本画の最高賞受賞。娘の暁翠も日本画家。
■河鍋暁斎記念美術館開催中(22日まで)
企画展「画鬼暁斎めくるめく妖怪画展」
同時開催 特別展「『暁斎鈍画』の世界」展
開館:午前10時~午後4時
休館:火・木曜日、24日~1月3日
場所:南町4-36-4
入館料:一般600円、高校生・大学生500円、小・中学生300円、65歳以上500円
※学生は学生証、65歳以上は年齢の分かる物をご提示ください。
詳しい内容は館ホームページを御覧ください
詳細:同館
【電話】441・9780
