- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県蕨市
- 広報紙名 : 広報蕨 令和8年1月号
全日本武術太極拳選手権 長拳 入賞
村上 友鴻(むらかみ ともひろ)さん
■二刀流で技の極みへ
拳を打つ、蹴る、跳ぶなどの型の技術を競う武術太極拳。東洋大学3年生の村上友鴻さん(21歳・中央1丁目)は、今年度の全日本選手権長拳の部で11位となり、自身初の入賞を果たしました。
小・中学校時代を中国で過ごした村上さんは、そこで武術太極拳に出会います。ダイナミックで俊敏な動きをする長拳のかっこうよさにひかれ、とりこに。小学5年生のときに、けがの影響もあり競技から離れますが、「もう一度武術を楽しみたい」と高校2年生で復帰。納得のいく演武を目指し、日々鍛錬しています。
日頃から冷静沈着な村上さんの武器は、研究に基づいた技の質の高さ。大会では皆が同じ型で得点を競うため、見せ方や目線など細かな表現力が重要です。そのため、普段からチームメイトと見せ方の議論をしたり、大会会場でトップ選手を観察したりして研究。更に、昨年度から所属チームでの指導を始め、教えることで新たな表現方法にも気がつき、相乗効果で技術力の向上につながっていきました。
迎えた今年度の全日本選手権。過去2回、全国の高い壁に跳ね返されてきた大会です。183センチメートルの長身と長い手足から繰り出される伸びのある大きな動きは、迫力満点。更に、磨いてきた細かな技術で得点を加算していきます。その結果、表現力などを評価する加点項目は全体で6位に。総合得点でも11位となり、念願の入賞を成し遂げました。
「今回の結果を教え子も喜んでくれました。この経験を今後の競技や指導に生かしていきたいです」と話す村上さんの将来の夢は、「名コーチ」。視野を広げるため、来月には審判の資格取得にも挑戦します。選手と指導者の二刀流―。自分らしいスタイルで、更なる高みを目指していきます。
