- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県蕨市
- 広報紙名 : 広報蕨 令和8年1月号
天才絵師の作品蕨にあり ─No.116─
■暁斎筆「惺々狂斎画帖」(二)より「狩野元信の絵馬伝説」 明治3年(1870)以前 画帖
本図は狩野元信(かのうもとのぶ)(1476~1559)が描いた浅せん草そう寺じ本堂の絵馬伝説の一場面と考えられています。
暁斎も学んだ狩野派の二代目で、室町時代に古法眼(こほうげん)と呼ばれた元信が描いた絵馬はあまりにも名画だったため、夜になると馬が抜け出し、近くの農作物を荒らしていました。江戸時代の頃、これに困った農民が、名工の左甚五郎(ひだりじんごろう)に馬をつなぐ綱を絵馬に書き足してもらったところ、馬は出てこなくなったといいます。暁斎が描く馬も肢あしを蹴り上げ、画面から飛び出しそうな勢いです。
※本作品は現在の展覧会で御覧いただけます
河鍋 暁斎(かわなべ きょうさい) 天保2年(1831)~明治22年(1889)
現在の茨城県古河市に生まれる。浮世絵や狩野派を学び、江戸・東京の庶民から人気を博す。明治9年、万国博覧会に肉筆画を出品。14年、内国勧業博覧会で日本画の最高賞受賞。娘の暁翠も日本画家。
■河鍋暁斎記念美術館4日(日)~2月25日(水)
企画展「暁斎・暁翠七福神めぐり」展
同時開催特別展「『暁斎画譜』の世界」展
開館:午前10時~午後4時
休館:3日まで、火・木曜日、毎月26日~末日
場所:南町4-36-4
入館料:一般600円、高校生・大学生500円、小・中学生300円、65歳以上500円
※学生は学生証、65歳以上の人は年齢の分かる物をご提示ください
詳しい内容は美術館のホームページをご参照ください
詳細:同館
【電話】441・9780
