- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県蕨市
- 広報紙名 : 広報蕨 令和8年2月号
東日本大震災からまもなく15年。いつ起こるか分からない災害に備えるには、一人ひとりが防災力を高めることが重要です。ここでは、減災のための代表的な取組を紹介します。
今後30年間で70%程度の確率で起こると想定されている首都直下地震などの大規模地震が発生すると、住宅の損壊やライフラインの途絶など、多くの被害が予想されます。そこで市では、公共施設をはじめ、上下水道や橋りょうの耐震化、民間との災害協定の締結、災害対策用備品の充実、災害対応ドローンの導入など、災害への備えを強化しています(関連下記)。
更に、災害の被害を小さくするためには、これらの公的機関の取組に加え、自分や家族の命を守る自助の取組が重要です。具体的には、水や食料、トイレ処理セットなどの備蓄品の準備、家具の転倒防止対策や感震ブレーカーの設置などによる自宅の地震対策、非常時の家族間での連絡方法の確認などが挙げられます。家庭でできる自助の取組を下記で紹介しますので、平時のうちから家族間で共有し、日頃の備えを確認しましょう。
■市の取組
○上下水道の耐震化の推進
継続して耐震化を推進。病院や避難所などへ配水を行う重要施設配水管路の耐震化率は、昨年度末で95%(全国平均39%)。
○災害対策用備品の充実
国の交付金を活用し、ラップ式トイレやテント型集合トイレ、簡易ベッド、屋内用間仕切りテントなどの備品を充実。
○災害対応ドローンの導入
災害時に上空からの情報収集が可能となる災害対応ドローンを導入。災害実態を把握するための映像配信システムも整備。
問合せ:安全安心課
【電話】433・7755
■実践しましょう
◆備蓄品・非常用持ち出し品の準備
災害後の支援物資が届くまでの時間を想定し、最低3日分(できれば1週間分)の水と食料を備蓄しておきましょう。また、トイレ処理セットの準備も忘れずに。加えて、自宅外への避難が必要な場合に備え、非常用持ち出し品も確認しましょう。
備蓄品の例:飲料水、食料品、懐中電灯、医薬品、ラジオ、トイレ処理セットなど非常用持ち出し品の例/懐中電灯、携帯電話、運動靴、家族の連絡先が分かる物、ハザードマップ、雨具、タオル、マスク、救急セット、携帯トイレ、ラジオ、衣類、軍手、身分証明書のコピー、常備薬、現金(小銭含む)、鍵、水・食料、予備の眼鏡など
◆防災情報の入手方法確認
防災行政無線やラジオなどで正確な情報を集めましょう。無線の内容は、メール、LINE、X、電話、ファクシミリでも確認できます。
詳細:本紙またはPDF版掲載の二次元コード
◆自宅の地震対策
○住宅の耐震化・耐震診断
昭和56年5月31日以前に着工した木造住宅等には、市職員による無料簡易耐震診断や、耐震診断・改修工事の補助制度があります。また、今年度から耐震シェルター・ベッド等の設置費用も補助対象となりましたので、活用ください。
詳細:建築課
【電話】433・7715
○家具の転倒防止
寝室や避難経路にある家具は、倒れないように金具や固定器具で対策をしましょう。
※ポール式はストッパー式やマット式と組み合わせるとより効果が高まります。
○感震ブレーカーの設置
設定値以上の震度の地震発生時に、自動的に電気の供給を遮断する装置です。設置することで、停電復旧後の電気火災を防ぎます。下記のような種類がありますので、ご家庭に合わせて設置しましょう。
◆災害用伝言サービスの体験利用
家族の安否確認には、「災害用伝言サービス」の活用が有効です。毎月1日と15日に体験ができますので、家族で利用してみましょう。
詳細:本紙またはPDF版掲載の二次元コード
■蕨防災士会 会長 Interview
川野 耕三(かわの こうぞう)さん 南町4丁目
災害時は水洗トイレが使えない可能性があるため、トイレ処理セットの備蓄は必須です。そのほか、窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る、家具は逃げ道を塞がないような場所に置くなどの工夫もたいせつです。また、感震ブレーカーは電気火災を防ぐのに有効ですので、家庭に合うタイプをよく調べて設置しましょう。日頃から自分で何ができるのか考えることは、自助の取組でいちばん重要です。状況に合わせて対応できるよう準備しましょう。
蕨防災士会…防災士の有資格者からなる組織。防災講座や訓練への支援等を通じて地域防災力向上を目指す
