健康 国民健康保険特定健診・後期高齢者健診のすすめ[無料]
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- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県蕨市
- 広報紙名 : 広報蕨 令和7年6月号
生活習慣病の予防とリスクの早期発見を目的に実施される特定健診と、更にフレイル予防にも着目した後期高齢者健診。ぜひ、この機会にご自身の健康状態を確認しましょう。
■実施期間:令和8年1月31日(土)まで
[ステップ1 受診券を受け取る]
今月上旬から順次発送します。
対象者:
国保…40歳以上
後期高齢者…全員
※受診日時点で資格を喪失している人は受診できません。
[ステップ2 受診先を選ぶ]
受診券に同封の案内を確認し、健診を受診する医療機関を決めてください。案内には医療機関ごとの予約の要否や便利な予約特設サイトも掲載。
[ステップ3 健診を受ける]
医療機関で健診を受診してください。健診費用は無料です。
後日、健診を受診した医療機関の医師から健診結果についての説明があります。
生活習慣病の予防とリスクの早期発見を目的に、40歳から74歳までを対象に実施される特定健診と、更に高齢者のフレイル予防を目的に加えた後期高齢者健診。
生活習慣病とは、食習慣の偏りや運動不足、喫煙、飲酒などの生活習慣が原因で発症する疾患のことで、重症化すると、死因の半数近くを占めるがんや心疾患、脳血管疾患を発症する危険があります(下円グラフ)。初期の生活習慣病は自覚症状がないことも多く、いつの間にか進行してしまうおそれがあります。そのため、定期的に健診を受けて自分の健康状態を正しく把握することが、生活習慣病の早期発見・治療の鍵になります。
蕨市国保加入者と、市内在住の埼玉県後期高齢者医療制度加入者には、今月上旬から順次受診券が送られます。「時間がない」、「元気だから大丈夫」と考えず、自身の健康のため、ぜひ、受診しましょう。
[市内死因別死亡割合(令和4年)]
○声 健診で生活習慣を改善
畠中 友美(はたなか ともみ)さん 中央7丁目
自分のため、家族のためと思い、40歳以降は毎年健診を受けています。結果はおおむね良好で、治療が必要になったことはありませんが、生活習慣を見直すよいきっかけになるので、今後も定期的に受けたいです。
問合せ:医療保険課
【電話】433・7736
■今年度から 特定健診も無料 予約特設サイトを開設 日曜健診を実施
○特定健康診査(40~74歳)
生活習慣病の予防とリスクの早期発見のために、蕨市国民健康保険に加入している40歳以上の人(今年度中に40歳になる人を含む)を対象にメタボリックシンドロームに着目した健診を行います。
早期受診者キャンペーン:8月31日までに特定健診を受診した人で、下記の(1)、(2)のいずれかに該当する人に蕨市オリジナルサコッシュをプレゼント
(1)もれなくもらえる
40代、50代の人で今年度初めて特定健診を受診した人
(2)抽選で300人に当たる
「3年以上連続」、「60代、70代で初めて」、「令和2年度から6年度までに受診せず今年度」特定健診を受診した人
※令和8年3月31日現在の年齢による。
※応募手続き不要。当選者には12月以降にプレゼントを発送します。
対象者には特定保健指導を案内:特定健診の結果、生活習慣病の発症リスクが高い人に、委託業者から特定保健指導の案内を送付します。オンライン等の面談で、専門職から食事や運動の助言を受けられます。健康づくりにぜひご利用ください。
生活習慣病のリスク:
高まりつつある人…動機付け支援 生活習慣の改善に向けたきっかけづくり
高い人…積極的支援 生活習慣の改善に向けた専門職による3か月以上の継続支援
○後期高齢者健康診査
埼玉県後期高齢者医療制度に加入している市民を対象とする、フレイル(年齢とともに心身のさまざまな機能や活力が低下した状態)予防、生活習慣病の早期発見及び重症化予防のための健診です。
・通院している人も特定健診、後期高齢者健診の対象です。かかりつけ医に相談して、健診を受診してください。
・年度の途中で加入した人は、加入の届け出のあった月の翌月下旬に受診券を送付します。
・75歳の誕生日以降は、特定健診の受診券は使えません。誕生月の翌月下旬に届く後期高齢者健診の受診券を使用してください。同一年度に特定健診と後期高齢者健診の両方は受診できません。
・令和7年6月に75歳到達の人には特定健診の受診券は発送されません。
・令和7年5・6月に75歳到達の人には誕生月の翌月下旬に後期高齢者健診の受診券を送付します。
※詳細は受診券に同封の「特定健診のお知らせ」、「後期高齢者健診のご案内」をご確認ください。
○医師の声 蕨戸田市医師会 飯田クリニック 飯田 努(いいだ つとむ)院長
生活習慣病の原因となる、高血圧や高脂血症、高血糖は極端に悪化しないと自覚症状がありません。健診を受けて、治療が必要になる前の段階から、生活習慣の改善に取り組むことがたいせつです。また、継続的に健診結果を追うことで、健康状態をよりよく知ることができますので、40歳を超えている人は、特定健診を上手に利用して、自分の体のメンテナンスにつなげてほしいです。高齢者に比べると、若い人の受診率が低いのは、仕事などで忙しいことが大きな理由だと思いますが、そうしたなかでも健診を受けることはとても大事なことです。今年度からは日曜健診も始まりますので、こうした機会も活用して、ぜひ、特定健診を受けていただきたいですね。