くらし 〔コラム〕未来へのリレー

■子どもの「やってみたい!」を応援する遊び場づくり!
いるまプレーパーク作り隊 代表 小林 知恵 さん

○プロフィール
子どもの頃に経験した「子どもだけで自由に遊べる時間や場所が減っている」と感じたことから、「自分たちで遊びを生み出す体験」ができる「いるまプレーパーク作り隊(事業名:いるぱーく)」の活動に参加。毎月第3土曜日もしくは日曜日に、子どもも大人も一緒にのびのびと遊べる場を作っている。

「いるまプレーパーク作り隊」は、青少年活動センターや健康福祉センター等で月1回「プレーパーク(冒険遊び場)」を開催し、子どもたちが自然の中で自由に遊べる場所を作っています。プレーパークの面白いところは、決まった遊具で遊ぶのではなく、子どもたちが自分の手で遊びを生み出すことをすごく大切にしているところ。私自身も、子どもの頃に自由に遊べた経験があって、「今の子どもたちにも、そんな時間を経験してほしい」と、この活動に参加しました。
実際にプレーパークで子どもたちが遊んでいる姿を見ると、ケンカしたり、疲れて泣いて地面に寝転がったり、五感をフルに使って火遊びを体験したり、まさに「やりたいことをやる」が実現されているんですよね。
特に印象に残っているのが、学校の校庭に遊び場を作った時のこと。「学校の校庭でこんなに遊んだことなかった」と言ってくれた子がいて。日々の生活の中でも、子どもたちが自由に感じて行動することが難しくなっているんだなと、改めて感じました。
私たちは将来的に、入間市に常設のプレーパークを作ることを目指しています。いつでも遊びの続きができる場所とか、何かあった時に子どもたちが「あそこに行ってみようかな」って思える場所があったら本当に素敵だなと。
大切にしているのは「まず大人が楽しむこと」です。大人が楽しんでいれば、子どもたちも安心して過ごせると思います。
子どもたちが自由に遊び、大人が一緒に楽しむプレーパークに、ぜひ一度、足を運んでみてください。