くらし 消費生活センターだより vol.103

■電気ストーブの使用による火災に注意!
●事故事例
▽事例1
電気ストーブを使用中に部屋を出た。戻ると電気ストーブが倒れてカーペットやフローリングが焦げていた。対象の電気ストーブは、転倒すると電源が切れる装置が内蔵されていたが、倒れたときに電源は切れていなかった。

▽事例2
電気ストーブの電源コードをコンセントに差し込んだところ、発火し、電源コードが焼ききれた。発火にすぐ気付いたため消火できたが、そばに置いてあった布団が焦げて穴が開いてしまった。

▽事例3
リコール対象製品の電気ストーブを使用していたところ、ストーブから発火し火災となった。

●解説
電気ストーブ類の事故は寒くなるこれからの時期に急増します。電気ストーブには裸火がないため火災は発生しにくいだろうという油断や誤解があり、使用中にその場を離れたり、ストーブ付近にある燃えやすいものが接触することが原因の火災が発生しています。※電気ストーブ類とは、電気ストーブ、カーボンヒーター、ハロゲンヒーター、温風機を含みます。

●消費者へのアドバイス
1.寝るときやその場を離れるときは、必ずスイッチを切るようにしましょう。使用しないときは電源プラグをコンセントから抜いておくことも予防につながります。
2.転倒時消火装置を搭載している電気ストーブもありますが、ストーブの周囲に物があるとうまく作動しないこともあります。また、ストーブの転倒により周囲の物が壊れることや、人がケガをするおそれもあります。転倒時消火装置があるとはいえ過信せず、転倒による火災には十分注意しましょう。
3.電気ストーブの近くで布団・衣類や雑誌など燃えやすい物と接触して出火する危険があります。ストーブの周りに物を置かないようにしましょう。
4.リコール対象製品を使い続けることは危険です。使用中の電気ストーブがリコール対象製品かどうかは、消費者庁「リコール情報サイト」から調べることができます。もしリコール対象製品であった場合や疑わしい場合は、その使用を直ちにやめ、リコール情報に記載してある事業者連絡先に連絡し、必要な対応を取るようにしてください。

問合せ:消費生活センター(市役所別館4階)
【電話】463-1111
月~金曜日(祝日、年末年始を除く)午前10時~正午、午後1時~4時