- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県朝霞市
- 広報紙名 : 広報あさか 2025年6月号
◆教育環境関係
▽自治会町内会の負担軽減を
遠藤光博議員:総務省は令和4年4月「地域コミュニティに関する研究会報告書」を公表し、報告書では「地域活動のデジタル化」や「自治会等の活動の持続可能性の向上」「地域コミュニティの連携」など課題がある。町内会では会長はじめ役員の担い手不足により大きな負担で疲弊しています。負担軽減する手段として、デジタル技術の活用の期待も高まります。ICTの導入や活用が今後必要だと思います。
加入率が40%を切る中、市として負担軽減についてどう支援できるのか伺います。
市民環境部長:自治会・町内会の役員の負担軽減につながるICTの導入や活用については、市内の自治会・町内会においても、クラウド型の会計ソフトを利用している団体や、回覧板に代わりSNSを使用している団体があると伺っています。
また、自治会連合会においても、ICTの活用は有効であると認識されており、ICTの導入を進めるためには、自治会・町内会それぞれの事情に合わせて支援していくことが重要であると考えています。
そのため、自治会連合会や各自治会・町内会の意見を伺い、課題等を確認した上で、ICT活用の事例集を配布するなど、具体的な支援策を検討していきます。
その他の質問項目:ろう通訳養成講習会、ろう通訳派遣の推進を/防災対策、災害用井戸の整備を/地域を見守る体制づくりを/市政情報の周知強化を他
▽人生百年時代を謳歌することについて
福川鷹子議員:松下市長が選挙の時、市民にうったえておられた公約の内から私が気になった事をお聞きします。時が過ぎ、時代が変わろうとも地域は継承し、行政も継続し、まちは生き続ける。今日も百年後も朝霞に住まう人々が豊かに生き生きと人生を謳歌する百年都市朝霞、健康長寿のまち、そしてシニアが活動できる場、仲間づくりの場への一層の支援とあります。
しかし、施設が次々と長寿命化で休館していて利用が出来ない。市長が人生百年時代を謳歌させるためどう考え計画実行されるのかお聞きします。
市長:いくつになっても学び続けられる生涯学習の仕組みをより強化するという取り組みに関しては、子どもから高齢の方までニーズに応じた学びの場を設けることや、ICTを活用した情報発信、インターネットやデジタルデバイス等を用いた講座など、誰でも・どこでも参加できる生涯学習の取り組みを進めていきたいと考えています。
健康寿命というのはとても大切です。いくつになっても学ぶ幸せを持ち、高齢の方が長く健康で暮らし続けられるように、介護予防や健康増進、高齢社会に対応した学習活動を推進していきたいと思っています。
その他の質問項目:いくつになっても学び続けられるには
▽インクルーシブ社会への取組について
増田ともみ議員:市のインクルーシブ社会構築に向けた取り組みについて、インクルーシブ教育展開におけるサポーターズカレッジ活用の検討について伺います。
学校教育部長:サポーターズカレッジは、キャリア段階に応じた多様な研修動画となっており、1回15分間という短時間での視聴が可能です。
特別支援教育を担う教員の資質、能力向上に有効な手段と考えますので、活用を検討していきます。
その他の質問項目:配慮が必要な子どものお預かり保育の今後の取り組み
▽公共施設の安全について
獅子倉晴樹議員:朝霞市民会館(ゆめぱれす)の客席から舞台に通ずる廊下に階段があります。その階段は急なため高齢者の方は転びそうになり危険なため手すりの設置を要望する声をお聞きしています。
設置についていかがでしょうか、お伺いします。
市民環境部長:市民会館ホールの廊下にある階段部分については、イベント時には高齢者を含め多くの方が通行する通路と認識していますので、手すりの設置が可能か確認し、設置について検討します。
その他の質問項目:市道2号線と市道488号線および市道605号線の交差する滝の根公園入り口の信号に歩行者用信号の設置について
▽小中学校の給食費値上げと無償化について
外山麻貴議員:小学校の給食無償化の方針が2月25日に国から出されましたが、同じ日に朝霞市は給食費値上げか、品数減らすか等のアンケートを保護者に取っていました。市は500円値上げ改定分を補助しており、今年度も続きますが、さらに1,000円アップするということでしょうか。アンケート結果で物価高で値上げはやむを得ないという意見が多かったようですが、来年度から小学校は無償化なら、小学校は来年度までの期間限定での値上げですか。また、いつから値上げスタートですか。
教育長:給食費については500円値上げ改定分プラス1,000円で考えていますが、4月以降に食材費、食材の動向や、基本物資の値上げを踏まえ、今後どの程度の値上げが必要か状況を見て判断をしたいと思います。
時期については、今の状況で1年間給食を提供するのが難しいため、年内での価格改定を考えています。
また、国が無償化を実際に行った場合、一律に同じ金額を支給となれば、市の状況と国が支援する額との間で差異が生じることも予想されますが、無償化の動向については、具体的な内容が国から示されていないので状況を見ながら対応していきたいと思います。
その他の質問項目:子育て介護関係など行政手続きデジタル化/放課後子ども教室と学童/上下水道管の老朽化対策/八潮市の事故を受けて