イベント 〈特集1〉志木の夏、はじまる(2)

■下ノ宮八坂神社夏祭り
総代長 金子正幸(かねこまさゆき)さん
□若い世代が担う祭りの魅力
下ノ宮八坂神社夏祭りは、五穀豊穣(じょう)や商売繁盛、家内安全を願って行われる行事です。一時中断していた期間もありましたが、昭和50年頃に再興し、現在では総頭を頂点とする若連の組織が担ぎ手を募り、活気ある企画や運営を行っています。

□大迫力の大人神輿
祭りでは、子ども神輿や婦人会による民踊流しが行われます。また、昨年からは屋台の出店がはじまり、にぎわいが増しています。
見どころは、市内で最大級の規模と重量を誇る大人神輿が渡と御(ぎょ)する様子です。担ぎ手たちが各所で神輿を揉む力強い姿をぜひご覧ください。

■産財八坂神社夏祭り
実行委員長 小山武英(こやまたけひで)さん
□戦前からある伝統の祭り
産財八坂神社夏祭りは、戦前の志木の町を彩った天王祭を起源としています。戦争による中断や担ぎ手不足が原因で一時は途絶えましたが、昭和51年に神輿を新調し、地域住民の協力によって再興されました。
現在では、神社関係者をはじめ、若連や囃子連、町内会など、多くの地域団体が一体となって運営し、地域の絆を深める伝統行事となっています。

□三社祭で一層にぎやかに!
今年は、宗岡地区にある3つの神社が合同で開催する「三社祭」の当番神社として、例年以上ににぎやかな催しとなるよう計画を進めています。
宗岡三区町内会館周辺には神輿やお囃子が集まるほか、キッチンカーの出店やイベントも予定しており、境内にもさまざまな屋台が並ぶなど、多くの人が楽しめる企画を用意してお待ちしています。

■敷島神社祭典
神社総代顧問 綱島冏司(つなしまけいじ)さん
実行委員長 小林秀二(こばやししゅうじ)さん
□市内最大の祭典
敷島神社祭典は、7月第3週の土・日曜日の2日間にわたって開催されます。祭りは、18時から22時に志木駅前から市場坂上までのバス通りが歩行者天国になり、多くの来場者でにぎわいます。
敷島神社の神輿は昭和11年から約90年にわたり修理をしながら受け継がれてきました。大人神輿は、一之宮と二之宮の2基があり、緻密な彫刻や細工が施された格式高い神輿です。

□熱気あふれる神輿渡御
祭りの見どころは、昼夜にわたる神輿渡御です。昼に子ども神輿2基と太鼓を載せた山車2台が、夜には2基の大人神輿が町内を巡ります。また、大人といっしょに中学生が神輿を担ぐ「中学生の大人神輿体験」の開催を今年も予定しています。
担ぎ手の熱気に包まれる敷島の神輿をぜひお楽しみください。

■ニュータウン森の祭り
実行委員長 服部浩一(はっとりこういち)さん
志木ニュータウン町内会連合会会長 中村智紀(なかむらとものり)さん
□地域で支える“神社のない祭り”
昭和57年にはじまったニュータウン森の祭りは、神社を持たない志木ニュータウンならではの行事です。祭りは8つの町内会によって運営されており、昨年からは新たに地域のつながりと防災意識を高める場として、祭りと防災を掛け合わせたイベントを取り入れるなどさまざまな工夫を凝らしながら運営しています。

□広がる参加の輪と多彩な催し
祭りでは、地域の団体による和太鼓や鼓笛隊、盆踊りなどが披露されるほか、誰でも御輿を担げるよう子ども御輿と大人御輿を担ぐ人にはっぴの貸し出しを行います。会場の館近隣公園は柳瀬川駅からも近いため、さまざまな人に参加してほしいと思っています。キッチンカーの出店やぺあもーる商店会との連携もあるなど、地域の枠を超えて楽しめる祭りとなっていますので、ぜひ気軽に会場へお越しください。

問合せ:産業観光課
【電話】048-475-7360