- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県和光市
- 広報紙名 : 広報わこう 令和7年12月号
◆年金生活に思うこと
~年金の男女格差改善に向けて~
わこうプラン推進委員 松橋 香二
年金を受給する年齢になりました。年金の平均受給額を調べるうちに、国民年金と厚生年金との間で、そして、男女間で年金受給額には、かなりの格差があることが分かりました。
65歳から厚生年金を受給した場合の平均月額は、男性では約17万円です。これに対し、女性は約11万円と男女で約6万円もの差があります。また、自営業者などが加入する国民年金は、約6万円です。年金だけで暮らすことは難しい金額です。
今、年金を受給している世代は、結婚したら、男性が家計を支え、女性が家事や育児を担う性別役割分業の考え方が根強い時代を生きてきました。
妻が夫に扶養される専業主婦であることを前提とした税や社会保険の制度は、女性の働き方を制約し、収入を抑制してきました。職場での昇進や賃金の男女格差は、高齢期を迎えた時の年金額の男女格差にもつながっています。
ひとり暮らしの高齢女性も増えている中で、女性の低年金は高齢期の貧困リスクを高める深刻な問題です。報道によれば、国も年金の男女格差是正に向けて、年金制度の検証や見直しに動いているようです。
ジェンダー平等の視点に立って、年金制度がさらに改善されていくことを切に願います。
問い合わせ:企画人権課 人権文化交流担当
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