- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県桶川市
- 広報紙名 : 広報おけがわ 令和7年5月号
■フッ素について(歯磨き粉や液体を選ぶポイント)
フッ素入り歯みがき剤(粉)を毎日使うことは、むし歯予防にとても効果があります。
せっかく毎日使うなら、効果を十分に得たいものです。
そのためには、(1)年齢に合ったフッ素入り歯みがき剤を選ぶこと、(2)上手に使うこと、が重要です。まずは、フッ素(成分の欄にフッ化ナトリウムやモノフルオロリン酸ナトリウムと書いてあります)が入っている歯みがき剤を選びましょう。年齢が6歳以上であれば、高濃度(多くは1450ppmと書いてあります)のものが推奨されます。次に、年齢に合わせた量を使いましょう。歯が生えてから2歳までは米粒(1~2mm)程度、3~5歳はグリーンピース(5mm)程度、6歳以上では歯ブラシ全体(1.5~2cm程度)の量を歯ブラシにつけます。
そして、歯みがき剤を歯の面全体に広げたら、フッ素の効果が発揮されるように、少なくとも2分間みがきましょう。歯みがき後は、歯みがき剤を吐き出しますが、すすぎに使う水の量は少量(ペットボトルのキャップ1~2杯程度)にして、すすぎは1回だけします。すすいだ後は、できれば1~2時間は飲んだり食べたりしないようにします。これにより、歯とお口の中にフッ素が多く残り、むし歯を予防することができます。歯みがきのタイミングは、とくに寝る直前と朝食後がよく、昼食後に歯みがきの時間をとれない場合には、フッ素入り洗口剤を使うのもよいでしょう。フッ素入り歯みがき剤と洗口剤について、選び方と使い方に迷ったら、かかりつけの歯科医院で歯科医師・歯科衛生士にご相談ください。
(一社)北足立歯科医師会