くらし 10月は「食品ロス削減月間」です

■「食品ロス」ってなに?
食品ロスとは、食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。令和5年度の食品ロス量は推計で年間約464万トンと環境省が発表しました。これは、ひとり当たりに換算すると年間約37kgとなります。食品ロス量の内訳としては、事業系は231万トン、家庭系は約233万トンで、家庭系食品ロスは、主に「手つかずの食品(直接廃棄)」、「食べ残し」、「皮の剥きすぎなど(過剰除去)」が発生要因です。大切な食べ物を無駄なく食べきることで、環境や家計にも優しくなります。

◇家庭系食品ロスの内訳(令和5年度)

出典:環境省資料

■「食品ロス」削減の取り組みをする理由
(1)生ごみを減らすことで環境への負荷を減らす
食品ロスは大部分が生ごみとして焼却処理されます。生ごみは水分を多く含み燃えにくいため、燃料を多く使用します。生ごみを減らすことで、温室効果ガスの削減に繋がります。

(2)ムダなく食べて食料自給率アップ
日本の食料自給率(カロリーベース)は38%で多くの食料を輸入に頼っています。また、世界の食料需要量は増加傾向にあり、食品ロスが増加すると将来的に十分な量の食料の確保が困難になるおそれもあります。

(3)「もったいない」と思う心を養う
もったいないという言葉には、ものを大切にする気持ちが込められています。大切な水や資源を使って私たちの元に届いた食料を、きれいに残さず食べることで、もったいないと思う気持ちが養われます。

■「食品ロス」削減の取り組みにご協力ください
◇家庭でできる食品ロスの削減
食べ切れない食材を買わない、食べられる分だけ調理する、食材が傷みにくい保存方法を選ぶ、フードドライブを活用するなどの取り組みを実践しましょう。

◇てまえどり
すぐに食べる食品を購入する際は、商品棚の手前に置いてある商品など、販売期限の迫った商品を積極的に選ぶ「てまえどり」を意識しましょう。

◇3きり運動
家庭から排出される生ごみの減量のため、水切り、食べ切り、使い切りの「3きり運動」を実践しましょう。

■フードドライブキャンペーンを実施します
「埼玉県県下一斉フードドライブキャンペーン」に参加し、桶川市フードドライブキャンペーンを実施します。

◇「フードドライブ」とは
各家庭で使いきれない未利用食品を持ち寄り、食品を必要とする地域の福祉団体などに寄付する活動です。お持ちいただいた食品は、社会福祉協議会を通じて、市内で子ども食堂を運営する団体や、食料の支援を必要としている人へ届けられます。この活動は、食品ロス削減の取り組みにも貢献します。

◇寄付の対象となる食品
(1)賞味期限が明記されていて、2か月以上の期限が残っているもの
(2)常温保存が可能なもの
(3)未開封の市販品で包装などが破けていないもの
例:市販されているお米、レトルト食品、缶詰、乾麺、飲料(お茶、ジュースなど)、カップ麺、菓子類、乳幼児食品など

※フードドライブは、一年を通じて平日の8:30~17:15に、環境対策推進課(市役所3階)で受け付けています。
キャンペーン期間終了後も、ぜひ、ご協力ください。

問合せ:環境対策推進課
【電話】657-8884