健康 〔お知らせ〕腎臓からのSOSを見逃していませんか?

腎臓は小さな臓器ですが、老廃物を体外に排出して体をきれいに保つために、大切な働きをしています。慢性腎臓病(CKD)などで、一度悪くなった腎臓の機能は回復しません。この機会に健診結果などを確認してみましょう。

■Q:慢性腎臓病(CKD)ってどんな病気?
腎臓の働きが低下している状態が3か月以上続くことをいいます。成人の約5人に1人の割合で慢性腎臓病(CKD)の患者がいると推定され、新たな国民病として注目されています。腎臓の働きは、「推算糸球体ろ過量(eGFR)」の値や尿たんぱくがあるかどうかなどで分かります。

■Q:推算糸球体ろ過量(eGFR)ってなに?
年齢、性別、血清クレアチニン値から計算される数値のことです。100点満点のテストに例えると、60点未満が不合格で、eGFRの値が60未満になると慢性腎臓病(CKD)の可能性が高くなります。

■Q:慢性腎臓病(CKD)を早く見付けるためには?
初期にはほとんど自覚症状がないため、毎年、健康診断を受けることが大切です。市で実施している特定健康診査や健康診査の血液検査項目には血清クレアチニン値があるため、その値からeGFRが計算できます。健診で異常が見付かったら、早めにかかりつけ医に相談しましょう。

■あなたの腎臓のことどれくらい知っていますか?~慢性腎臓病(CKD)予防講演会~
医師・管理栄養士が分かりやすく慢性腎臓病(CKD)の基礎知識や食事について解説します。
日時:10月2日(木) 13時30分~16時
場所:文化施設オルモ
定員:100名(先着順)
対象:市内在住・在勤者
費用:無料
講師:稲葉宗通(むねみち)氏(ハピネス会川角クリニック医師)、坂本香織氏(女子栄養大学専任講師・管理栄養士)
申込み:9月10日(水)~市民健康センターへ電話

■管理栄養士が教える!おいしくたのしく腎臓をまもる食事~慢性腎臓病(CKD)予防食事教室~
日時:
(1)10月16日(木)
(2)10月22日(水)
10時15分~11時45分
場所:市民健康センター
対象:市内在住者
定員:各日30名(先着順)
費用:無料
講師:坂本香織氏(女子栄養大学専任講師・管理栄養士)
申込み:受講したい日を決めて、9月18日(木)~市民健康センターへ電話

問合せ:市民健康センター
【電話】049-284-1621