子育て 【特集】白岡市ファミリー・サポート・センター

~子育ては、地域みんなで、支えあい~
白岡市ファミリー・サポート・センター

■ファミリー・サポートとは
育児の手伝いをしてほしいかた(依頼会員)と手伝いができるかた(協力会員)が会員となり、子育てを地域で支え合う組織で、保護者の就労の有無を問わず利用できます。

依頼会員:市内に在住、在勤の6か月~小学6年生のお子さんと同居している親族のかた。約450名が登録中。
協力会員:子育ての援助活動が心身ともに健康な市内在住の20歳以上のかた(資格など不要)。約90名が登録中。
両方会員:子育ての援助を受けることもあるが、援助もできるかた。

▽どんなときに利用できるの?
・保育施設などへの送迎
・放課後、児童クラブ終了後の預かり
・習い事の送迎
・保護者の外出時の預かり
・その他援助が必要なとき

▽援助活動の注意
・子どもを預かる場合は、原則として協力会員宅で行います。
・援助時間は原則午前6時~午後8時です。
・インフルエンザなどの感染症による学級閉鎖の場合は援助活動できません。
・同時に複数の家庭への援助活動はできません。
・ひとり親家庭には優先的に協力会員を探しています。

■私たちがサポートします ファミリー・サポート・アドバイザーからのメッセージ
(1)アドバイザーの役割とは?
協力会員と依頼会員のマッチングや研修会の企画、運営、広報誌の発行などを行っています。
援助活動の前は必ず打ち合わせを行い、依頼会員とお子さん、協力会員の不安を解消し、安心できる雰囲気づくりを心がけています。

(2)子育てのアドバイス
保護者のかたには、子育てを楽しんでいただきたいです。初めてのことばかりで悩んだり、疲れてしまうことがあるでしょう。さまざまな人と関わることで、自分とは異なる考え方に触れ、視野が広がり心に余裕が生まれます。子育ては一瞬です。一緒に楽しみましょう。

(3)ファミリー・サポート・センターを活用しましょう
頼れる人が近くにいない時、ファミリー・サポートセンターでは地域の人の手を借りることができます。協力会員は子育てを終えたかたが多く、自分の子どもや孫のように接してくれる優しいかたばかりです。協力・両方会員は、子どもと関わることで新しい発見や、やりがいを見いだして社会に貢献できます。依頼会員は、少しのゆとりを得ることができます。個々の家庭が孤立しないためにも、同じ地域に住むかた同士で関わりをもちましょう。

■こんな声をもらっています
▽協力会員 堀米(ほりごめ)さん
Q.協力会員になったきっかけは何ですか?
A.子どもと関わることが好きで、日中に動ける時間を活用して登録しようと思いました。現在は小学4年生のお子さんを持つ依頼会員さんとやりとりをしています。

Q.協力会員としてどのような活動をしていますか?
A.主に学童や幼稚園バスのお迎えや習い事の送迎を行っています。

Q.特に印象に残っている支援活動やエピソードは?
A.幼稚園生のお子さんの送迎を行ったときに、お子さんが緊張することなく気軽に話しかけてくれたことがとても嬉しく、活動の原動力になっています。

Q.活動のやりがいを教えてください。
A.依頼会員さんから「助かりました」とのお声を頂くと、やりがいを感じます。自分の活動が子育ての助けになっていることを実感できました。

Q.依頼会員とのコミュニケーションで大切にしていることは何ですか?
A.小さいことでも報告は必ず行うようにしています。大事なお子さんを預かる責任のある活動なので、依頼会員さんとのコミュニケーションは常に意識して取り組んでいます。

Q.新しく協力会員として参加を考えているかたへのアドバイスはありますか?
A.子どもたちと触れ合える、やりがいのある活動ですので、まずは説明会でさまざまな声を聞いてみてください。自分に合った活動スタイルで、子育ての支援活動ができます。

▽依頼会員 本田(ほんだ)さん
Q.支援を受けるきっかけは何ですか?
A.音楽の仕事をしていて、休日や夜に演奏会などが入ることがあります。共働きで、実家にも頼ることが出来ず困っていたところ、こちらの支援を知りました。

Q.どのような支援を受けていますか?
A.現在は3名の協力会員さんと連絡を取っていて、主に預かりをお願いしています。今後は習い事への送迎も依頼することがあるかもしれません。

Q.お子さんは支援を受けることをどのように感じていますか?
A.当初は、子どもを預けることへ罪悪感を感じたり、育児に負担のない仕事を考えたりすることがありましたが、多くの人との関わりを通してさまざまな意見や経験を得ることができると実感しました。自分の育児に固執することなく、視野が広がったように感じます。息子に対しても良い刺激になっているようです。

Q.同じような状況で悩んでいるかたに対して、アドバイスやメッセージを教えてください。
A.仕事柄、急に依頼をしてしまうこともありますが、いつでも真摯に向き合ってくださり大変助かっています。また、サポートを利用していないときも、私たちのことを気にかけてくれ、困ったときに相談できる環境があることも安心です。多くの経験や意見、刺激を受けることができる環境づくりを考えてみませんか。

■会員になるには
ファミリー・サポート・センターの入会説明に参加し、登録申請書を提出します。
日程は希望に合わせて随時実施します。

▽会員になったら
・協力会員は、5年に1回以上救命講習を受講します。
・協力会員に向けて、年2回の研修会を開催しています(自由参加)。健康体操や会員同士の交流、制作を行います。

問合せ:ファミリー・サポート・センター
【電話】0480-92-7389