くらし 特集 手と手でつながる心(3)

■音が無くても手と手でつながる。手話を楽しむ。手話でつながる。
日本で初めてストリートダンスに手話を取り入れたアーティスト「HANDSIGN(ハンドサイン)」のライブイベント。
手話ダンスワークショップに参加した子どもたちも手話を楽しみ、きこえる人、きこえない人が手話でつながりました。

○手話ダンスワークショップの講師
HANDSIGNサポートダンサー瑚(さんご)さん
感情を乗せて表現することの楽しさを第一に教えました。参加者の皆さんは「ダンス未経験」「手話初めて」「耳が聞こえない」という不安を見せず、振付を一生懸命覚えてくれ、本番の出来も100点満点!私自身も楽しい夏の思い出が作れました。

8月30日、コピスみよしのステージには、身体と表情を目一杯使ったダンスで客席に笑顔を届ける子どもたちの姿がありました。
「HANDSIGN(ハンドサイン)LIVE in Miyoshi 2025」のオープニングを飾ったのは、HANDSIGNサポートダンサーの瑚さんと6人の子どもたちのダンスチーム。「手話ダンスワークショップ」に参加したきこえる子、きこえない子が息を合わせて笑顔弾けるパフォーマンスを披露しました。
「きこえない子もいるので、メンバーと目を合わせたり、仕草でカウントを取ったりして連携を取りながら踊りました」。手話ダンスでメンバー同士がつながったことで、最高のパフォーマンスが生まれました。

◆手話の一つのきっかけに
「きっかけは色々。エンターテイメントから手話の世界に踏み込むのも一つのきっかけだと思っています」。そう話すのは、この日のライブの主役、「HANDSIGN(ハンドサイン)」のSHINGOさん、TATSUさんの2人。手話を取り入れたダンスと歌声のパフォーマンスで、きこえる人、きこえない人を問わず多くの観客を魅了しました。観客からは「手話って敷居が高いと思っていたけど、壁がなくなった感覚」そんな声も。

◆楽しむ壁を無くす
HANDSIGNは、東京2025デフリンピックサッカー競技のオープニングセレモニーでパフォーマンス予定。「音楽はみんなのものなので、壁を無くし、誰もが楽しめる音楽の形を追求しています」。日本に留まらず、世界中のきこえる人ときこえない人をつなぐ、新たな一歩を踏み出します。

◆手話でつながる
デフリンピックが日本で開催される今年は、音のない世界や手話に触れ、きこえる人ときこえない人がつながるきっかけになります。
この機会に、三芳手話サークルの活動やHANDSIGNのエンターテイメント、デフリンピックの観戦などを通じて、「手話を知ること」から始めてみませんか?

○ボーカルand手話パフォーマンスグループ
HANDSIGN(ハンドサイン)
歌・ダンス・手話を融合し、新しいパフォーマンススタイルを確立したパイオニア。

○東京2025デフリンピックサッカー競技(男子)オープニングセレモニ
日時:11/14(金)11:00~
場所:Jヴィレッジスタジアム(福島県双葉郡広野町下北迫字岩沢1)

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