- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県
- 広報紙名 : ちば県民だより 令和8年2月号
成田空港の「第2の開港」を契機に、空港と地域の一体的な発展を目指すエアポートシティ。その名称は“空の都”を意味する“SORATO NRT(ソラトナリタ)”。
空港を起点として世界の成長を取り込み、日本経済の再活性化と地域の持続的な発展をけん引する「未来志向型のエアポートシティ」を目指します。
■第2の開港で生まれ変わる“NRT(ナリタ)”
世界122都市、国内18都市と結ばれ、日本最大の貿易港である成田空港では、滑走路の新設や新旅客ターミナルの建設などにより、年間発着容量が約1.5倍の50万回、空港敷地面積は約2倍となる「第2の開港」ともいえるビッグプロジェクトが進められています。
県では、こうした機会を捉え、日本の産業競争力を強化するとともに、本県経済の活性化につなげるため、さまざまな取り組みを進めています。
その一つが、空港と各地をつなぐ交通ネットワークの整備です。東海圏・神奈川・北関東につながる圏央道や、都心と成田空港を直接結ぶ北千葉道路の整備により、空港を中心とした広域道路ネットワークが構築されるほか、鉄道アクセスのさらなる向上のための検討も行われています。
また、昨年7月には県内全域が国家戦略特区に指定され、これにより、ビジネスに適した環境づくりのため、さまざまな分野での大胆な規制・制度の緩和が可能になりました。
年間発着容量:34万回→50万回
発着容量50万回時に期待される効果:
・旅客数 4,000万人/年→約7,500万人/年
・貨物量 200万t/年→約300万t/年
・空港内従業員 4万人→約7万人
■道路ネットワークの整備
圏央道の県内全線開通(令和8年度)やインターチェンジ新設、東関東自動車道の茨城方面開通などにより、広域的なアクセスが向上。
※詳しくは本紙をご覧ください。
■鉄道アクセスの強化
都心と成田空港を1時間以内で結ぶ「成田エクスプレス」「スカイライナー」に加えて、京成電鉄では、令和10年度に押上と成田空港を結ぶ新型有料特急を導入予定。また、さらなるアクセス向上に向けて、国・鉄道事業者などを交えた検討も行われています。
※詳しくは本紙をご覧ください。
■世界をリードする未来志向型の空港都市圏の実現へ
“SORATO NRT(ソラトナリタ)エアポートシティ構想”
昨年4月、県と成田国際空港株式会社は新組織「NRT(ナリタ)エリアデザインセンター」(NADC)を立ち上げ、空港とその周辺地域の一体的な発展に向けた“「エアポートシティ」構想”を策定しました。空港周辺のエリアにおいて、「産業・イノベーション」「ウェルビーイング」「交通・モビリティ」「ダイバーシティ・サステナビリティ」の4つのアプローチで産業・居住・観光拠点を形成し、“誰もが輝き、世界と響き合う”先進的な空港都市圏の実現を目指します。
◇産業・イノベーション
空港近接の立地特性を生かした、世界水準の航空宇宙産業や先端技術関連分野、各種研究・開発拠点を集積します。
◇ウェルビーイング
空港と高度産業を支える多様な人材に“選ばれるまち”を目指して、魅力的な居住エリア・景観・新たなコミュニティを形成します。
◇交通・モビリティ
渋滞緩和を目的としたマイカーからバスへの乗り換えシステムや自動運転技術の導入、複数の移動手段をまとめて使えるアプリなど、快適で新しい公共交通を構築します。
◇ダイバーシティ・サステナビリティ
言語・文化・習慣などさまざまな背景をもつ人々が、互いに尊重し合い地域の一員として活躍できる地域社会を実現します。
▽実現に向けた直近の取り組み
・NADCと民間事業者との取り組みの第1弾として、京成電鉄株式会社と特別パートナーシップ協定を締結(令和7年11月)
・成田空港での実装に向けた自動物流道路の実証実験を開始(令和7年12月)
・構想の理念を広く周知するため、経済人向けフォーラムを都内にて開催(令和8年1月)
■ロゴデザイン
“Sky Oval”(スカイ オーバル)
将来の産業や人材がこの場所から生まれ、羽ばたいていくことをイメージし、飛行機の窓をモチーフとしました。新しい空港都市圏のシンボルとして広く活用していきます。
問合せ:NRTエリアデザインセンター 県成田空港政策課
【電話】043-223-4374【FAX】043-224-1896
