文化 千葉市美術館開館 30周年記念

千葉市美術館は、11月3日(祝)に開館30周年を迎えます。30年のあゆみを、美術館の所蔵するコレクションを中心に特別な編成で展示していきます。
浮世絵から現代美術までの名品の数々を、1年を通してお楽しみください。

■江戸の名プロデューサー 蔦屋重三郎と浮世絵のキセキ
5月30日(金曜日)から7月21日(祝)
今年の大河ドラマの主人公でもある蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)は江戸の出版界に彗星の如く現れ、斬新な作品を次々と世に送り出しました。本展では蔦重(つたじゅう)が活躍した「浮世絵の黄金期」を中心に、初期浮世絵から江戸時代後期までの美人画や役者絵の名品の数々によって、浮世絵史を総覧できます。

◇同時開催
「日本美術とあゆむ―若冲(じゃくちゅう)、蕭白(しょうはく)から新版画まで」

■千葉市美術館と現代美術
8月2日(土曜日)から10月19日(日曜日)
千葉市美術館での現代美術のあゆみを、草間彌生、河原温、田中敦子、杉本博司、辰野登恵子らによる重要なコレクションを通じて紹介します。市指定文化財であるさや堂ホールでは、過去の企画展を再現したインスタレーション(特定の空間や場所全体を作品として表現する現代美術の表現手法)を行います。

■千葉美術散歩
11月1日(土曜日)から2026年1月8日(木曜日)
洋画家・堀江正章が指導を行った旧制千葉中学校、ビゴーの滞在で知られる稲毛、田中一村が住んだ千葉寺町、戦後の千葉のアートシーンの拠点となった国松画廊などを関連する作品とともに紹介し、千葉市美術館のある「場」を捉え直します。

■ロックフェラー・コレクション花鳥版画展 北斎、広重を中心に
2026年1月17日(土曜日)から3月1日(日曜日)
アメリカ東海岸の美術大学ロードアイランド・スクール・オブ・デザインに所蔵される、資産家ジョン・ロックフェラーの妻アビー・オルドリッチ・ロックフェラーによるユニークなコレクションから、葛飾北斎、歌川広重らによる選りすぐりの花鳥版画約160点を展示します。

問い合わせ:市美術館
【電話】221-2311【FAX】221-2316