イベント 6月1日は千葉開府の日 千葉開府900年まであと1年

千葉のまちとしての歴史は長く、平安時代まで遡ります。
6月1日の千葉開府の日に関連し、まちの始まりやさまざまなイベントを紹介します。

■千葉のまちの始まりと千葉開府900年
「千学集抜粋(せんがくしゅうばっすい)」の記述によると、1126年(大治元年)6月1日に千葉常重(つねしげ)が現在の中央区亥鼻付近に本拠を定めてまちが成立したとされており、市ではこの日を「千葉開府の日」としています。2026年(令和8年)に「千葉開府900年」を迎えます。皆さんと一緒に、まちの歴史を振り返り、未来を考えるきっかけとするため、さまざまな記念事業を実施します。

■千葉一族の中興の祖 千葉常胤(つねたね)
千葉氏は平安時代の終わりから戦国時代まで下総国(しもうさのくに)(現在の千葉県北部など)を支配した関東の武士団です。
千葉に本拠を移した常重の子・常胤は、源頼朝を助け、鎌倉幕府の創設に大きく貢献した人物で、頼朝の下、10年足らずで全国各地に領地を獲得し、千葉一族の勢力を拡大しました。

■千葉氏の家紋と千葉市章
千葉一族の家紋は月星紋(つきほしもん)や九曜紋(くようもん)で、妙見(みょうけん)に由来するものです。千葉市の市章は、この月星紋と千葉市の千という文字を組み合わせてデザインされています。

月星紋 ✕ 千 = 市章

北極星や北斗七星を神格化した妙見を信仰し、これを一族で共有することで、千葉氏は結束をより強固なものにしていったのです。

■今後の主な記念事業

詳しくは、「千葉開府900年」で検索

■千葉開府900年や千葉氏について学ぶ講演会
◇千葉氏フォーラム
日時:6月1日(日曜日)13時30分から15時45分
会場:市美術館11階講堂
内容:西野雅人さん(埋蔵文化財センター元所長)による講演。
テーマ「上総国府の北斗七星祭祀―市原市稲荷台遺跡研究その後―」
定員:当日先着50人

問い合わせ:千葉氏フォーラム事務局
【電話】090-1254-9143

◇千葉氏を語る会
日時:6月7日(土曜日)14時から16時
会場:蘇我コミュニティセンター多目的ホール
内容:丸井敬司さん(郷土博物館元館長)による講演
テーマ「千葉氏成立と千葉開府900年を検証する―改ざんされた歴史書『千学集抜粋』の復元に挑む―」
定員:当日先着200人

問い合わせ:千葉氏を語る会
【電話】090-8305-6601

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問い合わせ:都市アイデンティティ推進課
【電話】245-5660【FAX】245-5534