- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県千葉市中央区
- 広報紙名 : ちば市政だより 中央区版 令和8年2月号
■雪村周継(せっそんしゅうけい)
《月夜独釣図(げつやどくちょうず)》
紙本墨画淡彩一幅 室町時代 旧ピーター・ドラッカー山荘コレクション(千葉市美術館寄託)
雪村周継(せっそんしゅうけい/生没年不詳)は戦国時代に東国で活躍した画僧(がそう)です。常陸(茨城県)の武士一族の生まれですが出家し、描いた水墨画は江戸時代から「狂逸」「奇」と評され有名でした。本図は小さな画面に波紋や芦の葉などが繊細に描かれる一方、激しい風に吹かれて耐える樹木や岩の屈折した表現にその個性があらわれており、雪村の初期の代表作。これは今年没後20年となる「マネジメントの父」として知られる経営学者ピーター・ドラッカー(1909-2005)が書斎にかけ愛蔵していた作品です。室町水墨画に逸品が多いドラッカー・コレクションはすべて日本に里帰りして、現在千葉市美術館に寄託されています。
(常設展示室にて1月7日から3月1日展示)
