くらし 特集2 令和7年度 館山市の予算

大規模事業の実施や高齢化等による社会保障関連経費の増加、物価高騰や賃金上昇等の影響による経常経費の増により、本市の財政運営は厳しい状況が続くことが見込まれます。
このような状況下においても、将来にわたって持続可能な行財政運営を行うため、「選択と集中による事業の見直し」、「経常的経費の抑制」、「行財政改革の徹底」を基本方針とし、令和7年度の予算編成を行いました。

市の予算総額:359億7,013万円(前年度比 -20億8,097万円)
市の予算には、3種類の会計があります。

■一般会計
219億200万円(前年度比 -21億2,100万円)
市の基本的な行政サービスを行うための会計(道路の補修や学校整備、福祉事業など)

▽一般会計の内訳

■特別会計
130億7,958万円
特定の事業を行うための会計(国民健康保険や介護保険など)

■公営企業会計
9億8,855万円
事業収入を主な財源として、特定の事業を経理する会計(下水道事業会計)

■市債(借金)
市民一人あたりの市債残高 52.8万円(前年度比 -2千円)
※令和7年度当初予算時点の普通会計債残高を、令和7年3月1日時点の人口で割ったもの。
市債(借金)残高や返済額が急激に増加しないように財政運営を行っていますが、学校再編施設改修事業等の実施により、更なる増加が見込まれます。

■基金(貯金)
市民一人あたりの基金残高 8.9万円(前年度比 +4千円)
※令和7年度当初予算時点の基金残高を、令和7年3月1日時点の人口で割ったもの。
物価高騰などの影響により事業費全体が増加傾向にあるほか、介護給付費の増に伴う介護保険特別会計への繰出金の増などにより、歳出予算の財源に不足が生じることから「財政調整基金」を10.4億円取り崩します。

■主な事業
▽出産・子育て支援
・こども家庭センター事業 916万円(こども家庭センター)
子どもや子育て世帯、妊産婦を対象に、医療・福祉・保育・教育など多方面から継続的かつ一体的な支援を提供するために、新たに「こども家庭センター」を開設します。

・私立幼稚園支援費 1億458万円(こども課)
保護者が私立こども園等を利用する費用を負担します。(今年度から、「認定こども園OURS館山」が開園しました。)

・子ども医療費助成金 1億3379万円(社会福祉課)
子育て世帯の負担軽減を図るため、子どもの保険診療にかかる費用を負担します。
※令和5年8月診療分から高校3年生相当年齢まで助成対象を拡充しています。

▽教育環境の整備・充実
・学校再編施設改修事業 4億8886万円(建築施設課)
「館山市立小中学校再編計画」に基づき、良好な教育環境を速やかに児童に提供するために必要となる施設改修工事及び設計業務を実施します。

・学校再編対策費 4454万円(教育総務課)
「館山市立小中学校再編計画」に基づき、学校再編に関連する事業(スクールバスの購入等)を行います。

▽その他
・急傾斜地崩壊対策事業 9102万円(危機管理課)
急傾斜地において崩落が発生したことから、当該場所の対策工事を行い、安全確保を図ります。

詳細は、ホームページに掲載しています。

問合せ:行革財政課
【電話】22-3291