くらし 街かどアイドル

■相手を思い、言葉で紡ぐ音訳を個性豊かな私たちの声で届けたい
朗読奉仕つくし会 会長 高野(たかの)美春(みはる)さん

Q:つくし会に加入したきっかけは
知人に紹介され、音訳に興味を持ったことがきっかけです。新しいことにチャレンジしようと思い、始めました。今年で14年目となり、現在は会長を務めています。

Q:つくし会について教えてください
視覚に障がいがある方を対象に、広報誌などを読み上げて録音CDを作る音訳ボランティアをしています。30代~80代と、年齢も立場も違う18人が「音訳」という同じ目的に向かって互いに教え合い、和やかに活動しています。「素敵な仲間」もつくし会の魅力の1つだなと月1回の活動を通じて感じています。

Q:音訳する上で心がけていることは
文章を聞き手へ正確に伝えることを心がけています。
そのために下調べを行い、録音する前に何度も練習します。感情を入れず、だからといって棒読みにならないよう、常に聞き手の立場に立った音訳を目指しています。
準備から本番まではとても緊張しますね。ですが、終わったあとの達成感を味わうとまたチャレンジせずにはいられません。聞いてくださる方を思い浮かべながら、より良い音訳を目指し努力していきたいです。

Q:今後の抱負
私は、この活動はAIには代われないと思っています。相手を思いやる「人の言葉の温かみ」は、AIには出せない、私たちだからこそ伝えられる強みだと思います。これからも、個性豊かな私たちの声で音訳を届けていきたいと思います。

会員募集中(詳しくは15ページをご覧ください)