健康 特集 熱中症を予防するために

近年、熱中症になる方が増加しています。
日差しの強い時期に運動や作業をするときだけでなく、暑さに慣れていない初夏から注意が必要です。
自身でできる熱中症対策・予防を行い、暑い夏を乗り切りましょう。

■熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラートについて
環境省や気象庁から発表されていた「熱中症警戒アラート」に加え、6年度からは、より深刻な健康被害が発生し得る場合に備え、「熱中症特別警戒アラート」が、発表されることになりました。
運用期間:4月23日(水)~10月22日(水)

■警戒アラートの情報に注意してください

■警戒アラートが発表されたら
「熱中症警戒アラート」や「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合は、市役所から防災行政無線でお知らせします(発表日の9時頃に放送します)。
不要不急の外出はできるだけ控えて、こまめに水分・塩分を補給したり、適切にエアコンを使用したりして、熱中症予防行動をとりましょう。
市のメール配信サービス「よめーる」には、防災行政無線の内容がメールで確認できるサービスがあります。ぜひご活用ください。

■クーリングシェルターについて
熱中症対策の一つとして、市が指定した施設などの共有スペースを「クーリングシェルター」として開放しています。
クーリングシェルターとは、冷房が効いた部屋を開放し、暑さをしのぎ熱中症などの対策に役立てる施設です。
指定施設は市ホームページで紹介しています。

■熱中症対策
[熱中症は…]
高温多湿な環境に長くいることで、次第に体の中の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもってしまう状態のことです。屋外だけでなく、温度や湿度が高い室内でも発症する危険があるので、注意が必要です。熱中症の正しい予防法を知り、熱中症にかからない生活習慣を身につけましょう。

○暑さから身を守る4つの工夫
1.室内の工夫
・室温は28℃を超えないようにする
・日差しをさえぎる
・風通しを良くする
・こまめに室内環境をチェックする
2.外出時の工夫
・日傘や帽子を着用する
・日差しの強い日は日中の外出を避ける
・こまめに休憩をとる
・こまめに水分補給をする
・日陰を選んで歩く
3.衣服の工夫
・通気性と速乾性を考慮する
・風通しを良くする
・熱を吸収しやすい衣服の色を避ける
4.日常生活の工夫
・塩分の補給をする
・食事・睡眠をしっかりとる
・冷却グッズを活用する

○乳幼児の対策
体温調節機能が発達していない乳幼児は、大人よりも熱中症にかかりやすいので要注意です。
・こまめに水分補給をしましょう。
・地面の熱に注意しましょう。子どもは背が低いので地面の照り返しをより強く受け、高い温度にさらされます。
・わずかな時間でも、車の中などの暑い環境に置き去りにしないでください。
・大人が子どもの様子をしっかりと観察してください。

○高齢者の対策
高齢者は温度に対する感覚が弱くなっているため、暑さの自覚がなくても熱中症にかかる危険があります。室内でもかかりやすく重症化しやすいので、特に注意が必要です。
・のどが渇かなくても定期的に水分補給をしましょう。
・室温をこまめにチェックしましょう。適度にエアコンや扇風機を使ってください。
・外出時は涼しい場所でこまめに休憩しましょう。
・周囲の方が気にかけて予防対策を促しましょう。

○熱中症を引き起こす主な3要素
環境:気温が高い、湿度が高い、風が弱いなど
からだ:乳幼児、高齢者、体調不良、暑さに慣れていないなど
行動:激しい運動、慣れない運動、長時間の屋外作業、水分補給できない状況
など

○身近な方が熱中症になったら
(1)風通しの良い日陰や、クーラーが効いている室内などに避難させましょう。
(2)衣服を緩め、皮膚を濡らしてうちわや扇風機で扇いだり、氷やアイスパックなどで冷しましょう。
(3)冷たい水を持たせて、自分で飲んでもらいます。汗で失われた塩分も適切に補える経口補水液やスポーツドリンクなどが最適です。食塩水(水1Lに1~2gの食塩)も有効です。
(4)呼びかけに答えない場合は救急車を呼びましょう。水分を自力で摂取できない、症状の改善が見られない場合は、医療機関を受診しましょう。

問合せ:
熱中症について:健康増進課【電話】421-6100
熱中症警戒アラートなどについて:環境政策課【電話】421-6131