くらし おすすめ図書の紹介

■孤城春(こじょうはる)たり
澤田瞳子/著
徳間書店
2024年11月刊
[中央][長浦][平川]
請求記号：913.6サワ
借財10万両から、蓄財10万両へ。備中松山藩(現在の岡山県高梁市)で、奇跡的な藩政改革をわずか7年で成し遂げ、財政再建の神と呼ばれた山田方谷(ほうこく)。私塾「牛麓舎」を開いて弟子の育成にも尽力し、河井継之助(つぎのすけ)など多くの人材を輩出した教育者でもありました。
この小説は、実在の偉人である「山田方谷」を軸に、幕末の動乱の波に揉まれながら懸命に生きる地方の弱小藩の人々の姿を描いた群像劇です。歴史が好きな方からビジネスや経営に興味がある方まで、いろいろな視点から楽しめる作品です。

■ババールのこどもたち
ジャン・ド・ブリュノフ/さく
やがわすみこ/やく
評論社
1974年12月刊
[中央][長浦][根形]
請求記号：Eブ
ぞうのババールとセレスト王妃の間に、三つ子の赤ちゃんが生まれ、国中が大喜び。アルチュールや、ゼフィールも一緒に子育てを頑張っていますが、乳母車から飛び出して木の上に引っかかったり、ピクニックでボートが流されワニに食べられそうになったりと目が離せません。そんな忙しい子育てをしみじみと語る最後のババールの一言は、心が温かくなります。
5月5日は「こどもの日」です。こどもたちの幸せを祈るとともに、親子で読んでみてはいかがでしょうか。4歳くらいから楽しめます。

■5月の市内図書館・図書室の休館日(全館共通)
5月12日(月)・19日(月)・26日(月)・30日(金)
交流センター図書室の一部サービスは、専任職員の在室日のみの提供になります。詳細は、図書館ホームページをご確認ください。

問合せ：中央図書館
【電話】63-4646【FAX】63-4650