- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県香取市
- 広報紙名 : 広報かとり 令和7年12月号
認知症になった時、どんな生活をしたいか、どんなことを手伝ってほしいか、どう接してほしいかなど、考えてみませんか。
■加齢によるもの忘れと、認知症によるもの忘れ
加齢によるもの忘れは、体験したことは覚えていても、部分的に思い出せない状態です。一方、認知症によるもの忘れは、体験したこと自体を忘れてしまい、日常生活に支障が出てきます。
記憶などの能力が低下していても日常生活は問題なく送れる状態のことを「軽度認知障害(MCI)」といいます。早めに気付き、これからの生活の話し合いや本人の気持ちに配慮した適切な接し方、受診などをしていくことで、進行を緩やかにする可能性があります。
◇加齢によるもの忘れの例
・朝食を食べたことは覚えているが、メニューが思い出せない
・もの忘れの自覚がある
・年齢とともにゆっくり進行する
◇認知症によるもの忘れの例
・朝食を食べたことを忘れる
・もの忘れの自覚がない(初期以降)
・年齢に関係なく進行する
■こんなこと、ありませんか?
医学的な判断基準ではありませんが、暮らしの中での目安として参考にしてください。
いくつか思い当たることがあれば、かかりつけ医などに相談してみましょう。
※症状は他の疾患によって起きている場合もあります
■家族がつくった「認知症」早期発見のめやす より
◇もの忘れがひどい
1.今切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる
2.同じことを何度も言う・問う・する
3.しまい忘れ置き忘れが増え、いつも探し物をしている
4.財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う
◇判断・理解力が衰える
5.料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった
6.新しいことが覚えられない
7.話のつじつまが合わない
8.テレビ番組の内容が理解できなくなった
◇時間・場所がわからない
9.約束の日時や場所を間違えるようになった
10.慣れた道でも迷うことがある
◇人柄が変わる
11.些細(ささい)なことで怒りっぽくなった
12.周りへの気づかいがなくなり頑固になった
13.自分の失敗を人のせいにする
14.「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた
◇不安感が強い
15.ひとりになると怖がったり寂しがったりする
16.外出時、持ち物を何度も確かめる
17.「頭が変になった」と本人が訴える
◇意欲がなくなる
18.下着を替えず、身だしなみを構わなくなった
19.趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった
20.ふさぎ込んで何をするのも億劫(おっくう)がりいやがる
(出典/公益社団法人認知症の人と家族の会)
■認知症や介護のことで困ったら相談ください
地域包括支援センターは、市内在住の高齢者本人や家族などからの介護や医療、生活面などのさまざまな相談を受け付けています。
介護の悩みは、家族で抱え込まずに相談ください。
◇佐原・栗源地域
佐原地域包括支援センター
【電話】50-1231【FAX】50-1256
◇小見川・山田地域
小見川地域包括支援センター
【電話】82-0718【FAX】82-1125
■認知症の人の見守り事業について
◇認知症サポーター養成講座
認知症を正しく理解するための知識や、接し方を学びます。受講希望の場合は、問い合わせください。
◇徘徊(はいかい)高齢者等見守りシール交付事業(どこシル伝言板)
二次元コードのついたシールを、衣服や持ち物に貼って利用します。二次元コードを読み取ると、伝言板を介し、あらかじめ登録された家族などと連絡が取れる仕組みです。
対象:外出して行方不明になる可能性のある、在宅の高齢者または認知症の人(長期入院や施設入所の方は除く)
費用:無料(シールの追加交付は有料)
◇香取市認知症ケアパス
認知症ケアパスとは、認知症の進行状態に合わせて、どのような支援が必要になるのか、大まかな目安や各種相談先を掲載したものです。
■認知症の人との接し方
・受け入れて、共感する
・自尊心を大切に、敬意を払う
・しかったり、命令しない
・信頼関係を大切にする
・本人の視界に入ったところで声をかける
・がんばり過ぎない、抱え込まない
・思い出させない、間違いを正さない
・余裕を持って穏やかな気持ちで対応
・ゆっくり1つずつ簡潔に
・行動パターンを観察し、早めにフォロー
(引用/本人・家族の安心と笑顔を地域でサポートする認知症ケアパス)
問合せ:高齢者福祉課
【電話】50-1208
