くらし 町長Column-コラム-

このコラムを執筆しているのは、8月20日過ぎですが、連日35度を超える猛暑が続いています。町民の皆さまにおかれましては、お変わりなくお過ごしでしょうか。
ご家庭のエアコンや町のクーリングシェルターを適切に活用するとともに、水分補給をするなど、熱中症対策をされているでしょうか。また、農作業や屋外での作業にも注意が必要です。
この猛暑の中、町内でも稲刈りが始まっていますが、米の買い取り価格が1俵3万円を超え、昨年よりもさらに高い状況となっています。農業を基幹産業とし、多古米コシヒカリをブランド化している本町にとっても、そして稲作農家の皆さんにとっても大変うれしいことであります。しかし、消費者の皆さんにとっては、負担が大きくなるため、米離れが進まないか、価格が暴落してしまうことはないかとも危惧しています。
また、この猛暑に対応するため千葉県内でも「再生二期作」に取り組んでいるニュースがテレビで放映されていました。多古町の米農家の中には、暑さに強い品種や収量が確保できる品種の研究に取り組み始めている方もいます。「多古米ブランド」の確立に尽力されてきた先人の皆さまに感謝しつつ、この「異常気象」という環境変化に対応するため、新たな挑戦に取り組む必要性を感じています。