- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県九十九里町
- 広報紙名 : 広報くじゅうくり 令和8年2月号
■続ふるさと あの日あの時間
今月の十一日は、片貝前里地区に鎮座する皇産霊神社(セキマンザイ)のお祭りです。この祭礼は片貝内外に知られていて、旧豊海地区で育った私は、子供の頃(昭和三十年代)近所の大人達の会話を覚えています。
「よー。あしたセキマンザイだでんよー。行ってみんべよー。(明日はセキマンザイですね。行ってみましょうよ)」と、口々に言ってました。それは今でも変わりありません。それは祭礼の呼び物片貝地区の各神社の神輿が参集することと参道に狭しと並んだお店や隣の本隆寺の入り口に開かれている苗木や農具などの市を楽しみにしているからです。先日知人の農家に手軽な草薙の入手先を聞いたところ「セキマンザイで買えっさ―」という返事でした。昨年の暮れに神社近くの故秋葉叔郎先生のご息女からセキマンザイ見物のお誘いをうけました。地元の方にとりましては、待ちに待ったお祭りです。
写真は、片貝の西ノ下にあった中西薬局の主人中西月華の妻せい(医師中村玄俊三女)と月華の妹まつが、明治二十七年(一八九四)にセキマンザイでとった記念写真です。おせいさんとおまつさんは、共に明治九年(一八七六)生まれの同い年。おせいさんが明治二十六年月華に嫁いだ、記念写真だったのでしょうか。
(元九十九里町誌編集委員 齊藤功)
