イベント 令和7年 芝山町二十歳の式典 式典前と後の様子

■式典の様子
1月12日、芝山文化センターで挙行された「令和7年芝山町二十歳の式典」。
友人や恩師などとの久しぶりの再会に満面の笑みを見せた参加者の皆さん。麻生町長などから贈られたお祝いと激励の言葉を聞き、それぞれが大人への自覚と責任を胸に抱きました。
最後に二十歳の式典実行委員作成のスライドショーを見るなど、充実した内容で幕を閉じた二十歳の式典。それと同時に、68名の新しい未来がスタートしました。

■誓いの言葉
本日は、二十歳を迎えました私たちに、このような盛大な式典を開催していただき、誠にありがとうございます。町長をはじめ、ご来賓の方々、さらにご臨席していただきましたみなさまに、代表して心より感謝申し上げます。
我々が中学校を卒業してから五年がたち、今日という日を迎える事が出来ました。さて、二十歳を迎えた皆さん、一緒に考えてください。大人になるとは一体何なのか。私はこの問いに対する現時点での自分の答えをここで述べたいと思います。私はいま大学で歴史学を専攻しております。歴史を学ぶ意義の一つに、過去責任と未来責任を学ぶというものがございます。簡単に説明しますと、過去責任とは、過去に先人たちがなしたことに対しての責任を我々が負う事です。未来責任とは、我々の後輩にあたる人達に対して豊かな未来を届ける責任の事です。未成年であった時の我々は先人たちが築いた功績にあやかって過ごしてきました。大人になれば自由が手に入ります。ただし、自由には責任が伴います。その責任のうちの一つがこれらの過去責任と未来責任というわけです。
さて、私たちは中学校を卒業するまでの間、芝山町で様々な経験をしてきました。例えば、職場体験学習で空港に行ったこと、中学校の修学旅行では町のみなさまのご厚意でパスポートを頂き台湾へ行きました。それ以外にも、タータンの敷いてあるグラウンドで体育祭が出来たり、毎日おいしい給食を食べる事が出来たり、など列挙し始めたらきりがありません。私たちの生活に関わるあらゆる点を振り返ってみると、私たちは色々な方から愛されて育てられたのだと感じる事が出来ると思います。我々の先輩方は私たちに対する未来責任を果たそうとしてくれたわけです。次は私たちの番です。この恵まれた環境を守っていく事、また我々の後輩たちにも良い思いをさせてあげようとする事です。
一人でできる事には限度がありますし、できる事も一人一人違います。しかし、それでいいのです。私たちの最大限の力を使って素晴らしい未来を作り上げていきましょう。これが私の大人になるとは何かという問いに対する答えです。
最後になりましたが、共に活動してくれた実行委員の皆さん、芝山町社会教育委員会ならびに教育委員会の関係者のみなさま、そして二十歳の式典を開催するにあたって支えてくださった多くのみなさまに感謝し、誓いの言葉とさせていただきます。
二十歳の式典 実行委員長
守屋 颯太

■二十歳の式典実行委員会に聞いた将来の夢や大人像
(1)氏名
(2)好きな四字熟語
(3)将来の夢または、どんな大人になりたいか

▽守屋颯太さん
一新紀元(いちしんきげん)
将来の夢は、高校の教員になることです。

▽熊木駿弥さん
切磋琢磨(せっさたくま)
公務員を目指してます。教養に溢れ、人の話を聞くことのできる大人になりたいです。

▽御簾納音穂さん
夢幻泡影(むげんほうよう)
人とのコミュニケーション大事にする仕事に就き、自立した余裕のある大人になりたいです。

▽呂井咲南さん
初志貫徹(しょしかんてつ)
私はキャビンアテンダントになって世界を旅しながら多くの人をサポートしたいです。

▽岩澤朱里歩さん
点滴穿石(てんてきせんせき)
私の将来の夢は、いろんな人から頼ってもらえるような看護師になることです。

▽寺尾琴実さん
一心不乱(いっしんふらん)
中学校の音楽の教員になるために勉強中です。生徒と芝中の合唱祭を盛り上げたいです!

▽伊藤世羅さん
当意即妙(とういそくみょう)
自分にとって大切な人たちを守り、支えられるような大人になりたいです。

▽藤永隼さん
胆大心小(たんだいしんしょう)
自分らしい人生を切り拓ける行動力と表現力を持った人になりたいです。

▽真行寺舜さん
一所懸命(いっしょけんめい)
芝山町の箔を落とさないような、真面目で心が広い大人になります。

▽平田萌々さん
志操堅固(しそうけんご)
子どもを愛することに自信を持てる保育士になれるよう頑張ります。

▽伊藤真叶さん
初志貫徹(しょしかんてつ)
私の将来の夢は、パン屋さんを経営することです。