健康 病気の豆知識

■神経障害性疼痛
整形外科 部長 石井薫

猛暑が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
災害級の暑さといわれており、エアコンの効いた室内で過ごすことが多いのではないかと思います。
水害やコロナ禍の時と似たような生活になっているのではないでしょうか。今までの災害時にも神経障害性疼痛の患者さんが増えましたが、今年は6月はじめから急に増えました。みなさま、驚くほど同じような生活をされています。いきなり30℃越えとなったため、エアコンの効いた部屋で何時間も座ったままTVやスマホをやっています。それまでは散歩をしていましたが、熱中症になるといけないから止めてしまいました。
これに対して、朝夕は外に出て体を動かしている人は安定した状態を維持しています。
椎間板ヘルニアなどが原因の神経痛と違って、機能的な神経痛のため生活を戻せば改善します。
長期予報では10月まで猛暑が続くようです。生活の注意3つを守って猛暑を乗り切ってください。
1.30分以上じっとしない(何時間も座っているだけで悪化します)
2.何事も休み休み(根をつめない)
3.外に出て体を動かす(歩くことが基本)

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