- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県大多喜町
- 広報紙名 : 広報おおたき 2026年2月号(NO.689)
令和8年1月23日[第19号]
大多喜町役場農林課農政係
大多喜ラボ 渡邊 未来
■増えてきたサギ類による被害
豊かな生態系がある証拠、でも…
まだまだ寒い日が続きますが、そろそろ今年の米作りの計画を立てる方もいらっしゃると思います。
去年は田植え直後、一部地域でサギ類による踏み荒らし被害が増えたと話題になりました。
サギは以前から春になると飛来していました。田んぼにはエサとなるオタマジャクシやカエル、タニシなどを食べに来ます。その際、植えたばかりの柔らかい苗を、大きな水かきのある足で踏んでしまいます。1-2羽であれば被害は小さく、多少踏まれても苗を植えなおすことができ、追い払いをすれば警戒してしばらくは来ませんでした。しかし去年は多いときで7-8羽の群れで飛来して踏み荒らし、追い払っても人がいなくなるのを待って戻ってきたり、夜にも田んぼに来たりと、被害が増えています。
■追い払い・カカシ・テープで対策
自然保護との両立 まずは情報収集を
サギ類は鳥獣保護法の対象であり、許可なく鳥や卵を捕獲することはできないため、対策としては防除が主になります。見つけ次第追い払いをする、カカシを置いて日ごとに移動させる、田んぼの上に放射状に渡すことなどが有効なようです。カカシや反射テープは次第に慣れが生じますが、サギ類による被害期間は他の動物に比べると短く、田植えから稲が十分にしっかり育つまでの辛抱です。
被害が増えた原因を探るには、やはり調査が必要です。サギのコロニーは繁殖期前の1~3月に作られますが、毎年同じ場所とは限らず、もしかしたら今までより田畑に近い場所に作られているかもしれません。コロニーに帰る夕方や、エサを探しに飛び立つ朝方に探せば、集まっている場所を見つけやすいようです。ぜひ情報をお寄せください。大多喜町独自の豊かな自然と農業との両立を図れるよう、こまめに状況を把握していきたいと思います。
■最新獣害ニュースandポイント
いろんな動物が増加中?有害指定鳥獣以外の動物も増えてきているようです。ノウサギ、アナグマ、イタチなどを見かけることが増えたとの声を聞きます。これらの動物は特別に許可された場合をのぞき、狩猟期間以外の捕獲はできません。珍しく可愛いらしくとも野生動物であり、人家周辺に居つくと家庭菜園被害のほか、病気の感染リスクや交通事故に遭う可能性も上がるため、追い払いをして元の棲みかに戻しましょう。
■町の捕獲状況

狩猟期間は2/15まで。2/6には農村コミュニティーセンターで新規狩猟免許取得説明会があります。ご興味のある方はぜひご参加を。
文責:鳥獣被害対策実施隊西畑地区担当 渡邊未来
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