文化 中央区まちかど展示館めぐり(7)

中央区に息づく、江戸以来の老舗や地域のお祭りなど、多種多様な文化資源。
この魅力を皆さんに広く知っていただくため「まちかど展示館」を開設しています。

■渡邊木版画展示館
～江戸木版画の伝統に触れ、現在地を知る～

明治42年(1909年)京橋で創業し、関東大震災後、大正14年(1925年)に現在の銀座8丁目に移転しました。今も摺師(すりし)を雇い、浮世絵の複製を制作・販売しています。注目は、創業者の渡邊庄三郎氏が大正中期から手掛け始めた「新版画」。多色の木版を40回以上重ね刷りした独特な深みのある美しい色調が特徴で、世界的に高い評価を受けています。
「もっと日本の方にも見てほしい」と、展示に力を入れている同店。道具類はもちろん、製作工程や店の歴史の解説、浮世絵や新版画、気鋭の作家の創作版画作品が所狭しと陳列されています。グリーティングカードやカレンダーなどのお土産も豊富です。渡邊版オリジナル手摺木版画カレンダーを毎年12月1日から販売しています。日本が世界に誇る木版画の世界に浸ってみてはいかがでしょう。

開館日・時間：
・月～土曜日
午前11時～午後6時30分
・祝日
午前11時〜午後5時
(年末年始などを除く)
費用：無料
最寄り駅：
新橋駅3番出口　徒歩4分
銀座駅B3番出口　徒歩8分

問合せ：(株)渡邊木版美術画舗
銀座8-6-19
【電話】3571-4684