スポーツ 東京2025デフリンピック[11月15日(土)~26日(水)](1)
- 1/78
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都中央区
- 広報紙名 : 区のおしらせ ちゅうおう 令和7年11月1日号
TOKYO 2025 DEAFLYMPICS
挑戦と感動の瞬間を目にしょう
東京2025デフリンピック[11月15日(土)~26日(水)]
※ISCDロゴに関する一切の知的財産権は、国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)が保有し、日本では全日本ろうあ連盟が管理しています。
耳がきこえない・きこえにくいアスリートたちのスポーツの祭典「デフリンピック」。音のない世界で繰り広げられる、熱き戦いがまもなく始まります。今号では卓球の日本代表選手として出場する、中央区出身の灘光選手にお話をうかがいました。
デフ卓球日本代表(中央区出身)
灘光(なだみつ)選手
「研ぎ澄まされた“感覚”で競う!!デフリンピックの迫力を体感しよう」
■デフリンピックについて知って、観戦を楽しもう
○東京2025デフリンピックは100周年の記念すべき大会!
・デフリンピックとは?
デフリンピックとは、デフ+オリンピックのこと。デフ(Deaf)とは、英語で「耳がきこえない」という意味です。オリンピックと同じように4年に1度、夏季大会と冬季大会が2年ごとに開催されます。1924年にフランスのパリで第1回が開催され、東京2025デフリンピックは、100周年の記念すべき大会であり、日本では初めての開催になります。
・前回の大会ではメダル30個!
日本がデフリンピックに初めて参加したのは第10回のワシントン大会。前回(第24回)の夏季大会では過去最高の合計30個(金:12・銀:8・銅:10)のメダルを獲得しました。今大会でも、日本代表選手たちの活躍が大いに期待されます。
○参加者・国数や競技種目など大会の規模は開催ごとに拡大
・3,000人以上の選手が参加!
東京大会の種目数は21競技。参加国数は初開催時の9カ国から増加し続け、今大会では70〜80カ国・地域に。参加選手の数も当初の148人から3,000人を超える規模になりました。
・大会の出場資格は?
身体・視覚・知的障害のある選手を対象としたパラリンピックに対して、デフリンピックでは聴力検査で55db*(デシベル)より小さな音が聞こえないデフアスリートの方が参加できます。55dbの音とは「ふつうの声での会話」に相当します。
*声の大きさはdbという単位で表し、数字が大きいほど音が大きいことを意味します。
・21競技
・70~80カ国地域
・3,000人
○デフアスリートのための「目」でわかる工夫とは?
・「音」の代わりに「目」で分かる合図
各競技のルールは基本的に一般と同じですが、聴覚に障害のある選手が不利にならないよう「目」で分かる工夫がされています。
たとえば陸上や水泳のスタート合図は通常「音」で行いますが、代わりにフラッシュランプの「光」で知らせたり、サッカーなどの球技では審判が笛を吹くとともに旗を使ってプレーヤーに反則を知らせます。
