くらし お知らせします 区の財政状況(1)

目黒区の財政状況の公表に関する条例に基づいて、毎年5月と11月に財政状況を公表しています。今回は、7年度予算のあらましと6年度下期の補正予算と執行状況をお知らせします。詳細は、区ウェブサイトでご覧になれます。

■7年度予算のあらまし
◆区民の暮らしを支え、スマートで強靭(きょうじん)なまちをつくる目黒未来予算
7年度は、区民の暮らしを支えるため、子育て、教育、健康、福祉などの取り組みに的確に対応し、スマートで強靭なまちをつくるため、防災、DX(デジタル改革)、まちづくり、環境などの取り組みを加速させるとともに、物価高騰対策にも引き続き取り組んでいきます。
また、7年度にスタートする新たな実施計画による取り組みとともに、健全で持続可能な行財政基盤の構築を進め、未来へつなげる対策も行います。

◆各会計の予算額
区では4つの会計に分けてお金を管理しています。
各会計の7年度の予算額をお知らせします。
一般会計の予算額は1,423.4億円で、予算規模は過去最大となっています。

▽一般会計
1,423.4億円
(前年度1,300.2億円)
※前年度比9.5%増

▽国民健康保険特別会計
272.1億円
(前年度281.6億円)
※前年度比3.3%減

▽後期高齢者医療特別会計
82.8億円
(前年度80.2億円)
※前年度比3.3%増

▽介護保険特別会計
225.9億円
(前年度220.9億円)
※前年度比2.3%増

■歳入・歳出予算の内訳(一般会計)
一般会計がどのような歳入(収入)で賄われていて、どのような目的の歳出(支出)が行われているかをお知らせします。

※各図表中の数字は四捨五入しているため、合計額などと一致しないことがあります

■主な事業内容
歳出の目的(8面左下グラフの内訳)別に主な事業内容を紹介します。

◆健康福祉費
保健所の運営や福祉サービスの給付ほか
・出産・子育て応援事業…4億9,047万円
・乳幼児から中学・高校生までの新たな居場所づくり…5,959万円
・ダンスを活用した介護予防・フレイル予防普及啓発事業…550万円
・手話の理解促進・普及啓発事業…396万円

◆教育費
小・中学校や図書館の運営・整備ほか
・小・中学校の整備ほか…64億113万円
・学校のICT環境整備…9億8,817万円
・区立小・中学校給食費保護者負担ゼロ…8億9,742万円

◆総務費
広報・防災・選挙ほか
・区有施設見直し方針・計画の改定検討…3,161万円
・トイレトラックの導入…2,654万円
・避難所生活課題に対する備えの充実…2,247万円

◆区民生活費
区民施設の運営や文化・スポーツほか
・スポーツ機会創出事業…1,516万円
・窓口支払いのキャッシュレス化…1,396万円
・MDC(メグロダンスコネクション)の実施…686万円

◆都市整備費
都市計画・道路や公園の整備ほか
・自由が丘駅周辺まちづくり…74億9,713万円
・無電柱化の推進…5億2,444万円

◆環境清掃費
環境対策や清掃事業ほか
・喫煙所整備事業…6,711万円
・再生可能エネルギー・省エネルギー設備設置費助成…3,030万円

◆産業経済費
商工業の振興ほか
・事業再構築・物価高騰等対策融資に対する利子補給…2,980万円
・消費者啓発と被害防止…286万円

●区の貯金(積立基金)と区の借金(特別区債)の状況は?
区の貯金が借金を上回っている状況が続いています。また、1人当たりの基金残高は23区平均を上回っています。
今後は、区有施設の更新により事業費が大幅に増えていくことにあわせて、特別区債の発行と基金の取り崩しが増えていく見通しとなっています。健全で安定的な財政基盤を確立していくため、引き続き区の貯金の確保、積み立てに努めていくとともに、借金の計画的な管理を行っていきます。