くらし 洪水や浸水に備えよう めぐろの水害対策

近年、ゲリラ豪雨・線状降水帯の発生などの異常気象が、日本各地で大きな被害を及ぼしています。
目黒川の氾濫の可能性や、自宅で取り組める水害対策について紹介します。

■目黒で洪水が起こる可能性は?
外水氾濫(※1)は、平成元年8月1日以降起きていません。しかし、近年の異常気象を考えると、急激な川の増水により洪水が起こる可能性はゼロではありません。さらに、大雨による、内水氾濫(※2)が発生する可能性もあります。事前にハザードマップなどを確認し、水害発生時の避難方法を決めておきましょう。
※1 大雨により川から水があふれ出す現象
※2 短時間に局地的な大雨が降るなどした場合、下水道や排水路の処理が追い付かずに、地表に水があふれて冠水する現象

◇垂直避難
急な大雨などにより内水氾濫や洪水が発生、避難が間に合わないことも。自宅の上層階などに避難して安全を確保しましょう。

◇立ち退き避難
自宅にとどまっていると危険な地域にお住まいの場合は、指定避難所や親戚・知人宅など、安全な場所に避難しましょう。

◇在宅避難
浸水深の想定が低い場合、ひとまず自宅で待機する方が安全な場合も。ラジオなどで、避難情報を確認しながら待機しましょう。

■目黒川氾濫に備え、区が行っている対策は?
目黒川の水位はいつもは安定していますが、ゲリラ豪雨など急激な大雨が降ると、上流河川からの流れ込みと下水道からの流入などの理由により、急に水位が上昇する特徴があるので、注意が必要です。

◇危険水位警報を鳴らし注意を促します

◇区内66カ所に土のう保管箱を配備
区内66カ所、合計9,200袋を用意しています。自由にお持ちいただけます。

◇止水板設置工事の助成
台風やゲリラ豪雨などによる浸水被害を軽減するため、止水板を設置する工事を行うかたに対し、工事費の一部を助成します。

◇台風前の雨水マスなどの点検、清掃

■自宅で出来る浸水対策は?
川から離れた場所に住んでいても、土地や建物特性により浸水のリスクがあります。

◇対策
(1)地下駐車場や自宅の入り口に土のうや止水板を設置しておく
(2)洗濯機の防水パンの排水口やトイレの便器内に水のうを設置する、浴槽に水をためておく

■目黒区からの情報発信
◇目黒区防災気象情報
区の雨量情報・水位情報・河川ライブカメラの映像や雨雲の様子、防災情報などをご覧いただけます。

◇防災気象情報メール
Eメールアドレスを登録すると、パソコンやスマートフォンなどで大雨、洪水などの注意報・警報のほか、目黒川の洪水予報などを受信できます。

■オンライン防災訓練(風水害編)開催!
巨大台風の接近を想定した訓練です。謎解きや自宅内の備蓄品を集めるミッションに挑戦します(最後まで参加するとプレゼントあり)。
日時:6月28日(土)(1)10:00~11:30(2)13:30~15:00
定員:各150世帯(先着)
申込み:6月2日12:00~6月26日17:00に、区ウェブサイト

問合せ:
防災課【電話】5723-8700【FAX】723-8725
道路公園課補修調整係【電話】5722-9775【FAX】3712-5129