- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都杉並区
- 広報紙名 : 広報すぎなみ 令和8年1月15日号 No.2420号



■プロフィール
◇竹中紳治(たけなか・しんじ)
2児の父として、子どもが通う杉並第六小学校にてPTA会長、同校学校運営協議会委員も務める。外部人材と教育現場をつなぐスタートアップ企業の代表として、教育現場の未来づくりにつながる事業を展開中。
◇伴野博美(ばんの・ひろみ)
夫・子どもの母校である杉並第一小学校にて、37年にわたり学校現場を支える活動を続けている。同校学校運営協議会委員、同校学校支援本部長。放課後子ども教室「すぎっ子くらぶ」の運営にも22年にわたり継続して関わる。
■地域学校協働活動推進員とは?
区では、地域と共にある学校づくりを目指して、学校と地域がパートナーとして相互に連携・協働した取り組みを行っています。地域学校協働活動推進員は、教育委員会の委嘱を受け、各学校運営協議会と学校支援本部が一体的に協働を進め、学校と地域で子どもたちを育てていく総合力を高められるよう助言・支援を行います。

■教育活動をサポートする地域学校協働活動推進員とは?
◇地域学校協働活動推進員が導入された背景と役割を教えてください。
伴野:区では、地域と共にある学校づくりを目指して、地域と学校が連携・協働した取り組みが行われています。区立学校には、地域住民などが学校の運営について話し合う学校運営協議会(以下、運営協議会)が段階的に設置され、5年度には全ての学校に運営協議会が設置されました。また、地域には、学校ごとに地域住民・保護者・団体などが、地域全体で子どもたちの学び・成長を支える学校支援本部(以下、支援本部)が設置されています。この2つの組織は整備されましたが、教育を取り巻く環境が変化する中で、取り組みを成熟させていく必要があります。そこで、各校の実態を俯瞰(ふかん)し、地域と学校が円滑に協力できるよう、これまでの活動に関する知見・経験を生かして、運営協議会・支援本部の双方に助言・支援する役割を担うのが、地域学校協働活動推進員(以下、推進員)です。
竹中:推進員として最初に着手した活動は各校の実態調査でした。各校の状況をアンケート調査で把握し、データを分析して課題を洗い出すことから始め、その結果に基づいて、次にどのような支援を行うべきか、ということを話し合って決めていきました。調査では、運営協議会の進め方に課題を感じている意見が多かったので、運営協議会の円滑な運営のためのハンドブックを作成しました。現在は、そうした情報を集約した専用サイトの作成にも取り組んでいます。運営協議会や支援本部の方たちが活動の中で困りごと、知りたいことに直面したとき、そこにアクセスすれば欲しい情報が手に入る、分からないことへの不安を取り除けるような専用サイトを目指しています。
◇運営協議会や支援本部とはどのような形で連携していますか?
伴野:推進員は各校の運営協議会の会議に参加します。会議の様子を知ると、各校の状況がとてもよく見えてくるんです。例えば運営協議会委員と校長の関係性がきちんと築けているか、委員が当事者意識を持って運営に関わっているかなどの状況をくみ取った上で、教育委員会と一緒に必要な助言を行っていきます。
竹中:また、運営協議会や支援本部が定期的に集う会議を企画・運営し、必要な情報を発信しています。
