くらし 【特集】「すぎなみビト」旅するイラストレーター キン・シオタニ(2)

■どのまちへ行っても地元の人のようになりたい
―津々浦々のまちに精通するキンさんから見て杉並はどんな印象ですか?
杉並にもたくさん縁があり、阿佐ケ谷ロフトAでは40回以上トークライブをしているし、阿佐谷七夕まつりで張りぼて・イラストを展示したこともあります。杉並は昔から大きな街道が何本も通っているまちで、甲州街道に青梅街道、阿佐谷パールセンターも古くは鎌倉街道の一部だったわけで、古来、交通の要所であり、人やものが行き交う場所だということです。小金井育ち、吉祥寺在住の僕からすると、杉並に入る時点で市外局番・東京「03」の壁を感じますが(笑)。でも杉並も豊多摩郡だったときは全然「こっち側」だったわけで、都会でもあり田舎みたいなところもある、ちょうどいいバランスのまちだなと思います。ある意味東京の縮図みたいなところがあるんじゃないかな。あとは、杉並の「杉」をはじめ、松山通りの「松」、畳表に使う「井草」、荻窪の「荻」、その場所に生えていた植物に由来する地名がめちゃくちゃ残っている地域だというのも面白いよね。

―キンさん視点の、まちを楽しむヒントをぜひお聞きしたいです。
どんなまちでも基本的にまずは歩く。歩きながら「なんだこれ?」と湧いてくる小さな疑問・違和感について、「こうなんじゃないかな」と仮説を立てる。そこから答え合わせ的に調べて仮説を検証すると学びに至るし、ちょっとしたことを知っていくことで、そのまちを本当に知ることができる気がします。永六輔さんの言葉に「知らない横丁の角を曲がれば、もう旅です」というのがあって、本当にそれに尽きる。よく知られている観光地とはまた違う、あまり知られていないけど面白いのに! というポイントはどのまちにもたくさんあります。例えば湧き水が有名で人が押し寄せる観光地じゃなくても、杉並の大宮八幡宮に地域の人が毎朝水をくみに行ったりしているの、すごいじゃないですか? これからもそんなところに注目していきたいし、そういうところを知らないのはもったいないなと思います。僕は全国どこへ行っても「地元の人」のようになりたい。僕の人生そのものが旅みたいなもの。まだまだ旅は続きます。



独自の視点でまちを捉えて全国を旅しているキンさんに、旅の楽しみ方を教えてもらいました!

◇POINT1 まちを選んで歩く
商店街にスポットを当てたり、地名で選んだり、自分の好きなテーマの場所を歩こう。

◇POINT2 疑問が浮かぶ
「この名前はどんな意味があるのかな」「坂になっているな」など、商店街・橋・通りの名前や地形などに注目してみよう。

◇POINT3 仮説を立てる
「もともと、ここは川だったのかも…」とか、地形・地名などをヒントに、どんな歴史を持つ場所だったのかを考えてみよう。

◇POINT4 検証して学ぶ
実際に見て・聞いて・調べて、仮説の答え合わせをしよう。

「ぜひやってみてね!」


抽選で3名に
対象:区内在住・在勤・在学の方
申込方法:はがき(イベントひろば「記入例」)に「広報すぎなみ」の感想・意見も書いて、広報課広報係。または申し込みフォーム(右下2次元コード)から申し込み/申込期限…12月1日(消印有効)
※2次元コードは本紙参照
※ポストカードの絵柄はお選びいただけません。当選者の発表は、プレゼントの発送をもって代えさせていただきます。申し込みの際に得た個人情報は、プレゼントの発送のみに使用します。

問合せ:広報課広報係