くらし Diversity Toshima ダイバーシティ (1)

■様々な人が安心していきいきと暮らす 多様性を尊重するまち、としま

区では、誰もが自分らしく生活できる環境づくりを目指しています。
地域の特性を活かし、共に支え合い、すべての人が尊重される社会を築いていくため、様々な取組みを進めています。
※ダイバーシティ(多様性)…性別や年齢、国籍など価値観が異なる人々がお互いを尊重して共存すること。

■多様な子どもの教育に関する対策・支援の強化

仕事と子育ての両立を支援
放課後対策課管理グループ【電話】03-4566-2786

朝と帰宅時の児童の見守り
New
おはようクラス・おかえりサポートを、4月10日(入学式翌日)からすべての区立小学校で実施!

朝の見守りおはようクラス
対象:小学1年生のうち、学童クラブ登録者で長期休暇中などの9時前利用申請をしている児童
時間:平日…午前7時45分~登校時間
※通年実施
場所・方法:学校用務員が子どもスキップまたは教室で児童を見守る

帰宅時の見守りおかえりサポート
対象:主に学童クラブ登録者
時間:平日…午後4~6時
※新年度当初と日の入りが早い秋・冬に実施
場所・方法:シルバー人材センター会員が暗い道や交通量の多い通学路を安全な地点まで児童を見送る

○保護者の声
・安全な場所を提供してもらえて安心
・朝早く出勤する日にとても助かった
・温かく見守ってくれています

4月から黄色のベストで見送っています

○おかえりサポートで、子どもの安全を見守る
シルバー人材センターAさん
小1の壁で仕事と子育ての両立に悩む方々を手助けしたいと思い、サポートに参加しました。
暗い道や交通量の多い道では、特に注意して誘導しています。
今後もメンバーで協力しながら、子どもの安全に貢献し続けます。

○子どもたちの声
・今まで通学路が暗くて怖かった。一緒に帰ってくれてうれしい!
・1人だったけど、シルバーさんがいたからよかったよ!
・シルバーさんは話しやすいよ
・みんなで色んなことを話しながら帰れるから楽しい

○Interview
「未来を切り拓く笑顔で元気な“としまっ子”」を皆さまと共に育てていきたい

4月1日付で教育長に就任いたしました清野正です。豊島区の子どもたちのために、全身全霊をかけ
て教育の充実に努めてまいります。昨年10月に「豊島区教育大綱」が策定され、4月から豊島区教育ビジョン2025に基づく取組みがスタートしました。現場第一主義を徹底し、登校から下校までの見守り活動、障害のあるお子様へのサポートや不登校対策など、社会の宝であるお子様のために全力を挙げて取り組みます。区民の皆さまのお力添えをどうぞよろしくお願いいたします。

豊島区教育委員会教育長 清野 正

■より充実した支援を目指す障害児へのサポート
特別な配慮を要する児童・生徒に対し、授業中の指示をわかりやすく伝えることや、学校のルールを丁寧に教えることなどを通じて、安全・安心に学校生活を送り、学校生活に順応できるよう身辺の介助をします。

教育センター不登校対策支援グループ【電話】03-3590-1251

登校支援
学校に通うのが難しい子どもが安心できる居場所づくり

増加する不登校児童・生徒の社会的な自立や、学校復帰へのサポートのために多方面からの支援を強化します。

問合せ:
教育センター不登校対策支援グループ【電話】03-3590-1251
スクールソーシャルワーカーグループ【電話】03-6846-5612
不登校のご相談※詳しくは本紙をご覧ください。

◆中学校
にしまるーむ(放課後の居場所)

◆通常の学級
○拡大
校内教育支援センター
登校する習慣を身に付けたい生徒向け
・全区立中学校に設置
・自分で予定を決めて活動
・支援員による個別支援
不登校対策支援員
・SSW(スクールソーシャルワーカー)

○New
スリジエ(チャレンジクラス)
学校に行けないけど、「学校に行きたい。学びたい。」という気持ちを応援
少人数指導や個別指導による学び直しなど、個への支援を充実させることで「学校で学習を頑張りたい」という生徒の気持ちに応えていきます。
・通常学級の授業に参加するなどの交流
・対象…区内在住または区立中学校在学で、学校に通うことができない中学1~3年生(国立、私立を含む)

◆家庭
柚子の木(適応指導)教室
[学習の継続や、登校できないが基本的な生活習慣を身に付けたい児童・生徒向け]
・教育センター施設内で、学校への復帰や社会的自立に向けて支援
・個別支援が中心で、体験活動や集団活動、ソーシャルスキルトレーニングも実施

◆バーチャルラーニングプラットフォーム
オンライン上の仮想空間を活用し、新たな居場所や学びの場を不登校児童・生徒へ提供します。

◆指導・助言
○New
不登校対策スーパーバイザー
[支援内容・主な役割]
・区立小・中学校全校の不登校対応
・チャレンジクラスや区の不登校対策への指導・助言
・不登校対応巡回教員、不登校対策支援員への指導・助言
・教職員への指導・助言
・保護者を対象とした講演会など

◆指導・助言
○New
不登校対応巡回教員
[支援内容・主な役割]
・校内教育支援センターでの不登校対応についての助言
・生徒への学習指導
・魅力ある学校づくりの推進
・環境整備、学習支援
・校内支援会議への参加
・不登校に関する現状分析
・教育センター、SSW、SC※、不登校対策支援員などとの連携
※SC…スクールカウンセラー

○Interview
子どもが抱える問題と丁寧に向き合うことを大切にしたい
豊島区で子どもたちへの支援の充実に協力できたらと思い、不登校対策スーパーバイザーの役目を引き受けました。子どもたちは教職員だけでなく、保護者や地域など多くの方々に支えられています。おとなが互いに連携して、一人ひとりの個性に応じた指導や助言をすることで効果的な支援方法を広げ、区の不登校対策をより一層充実させていきたいです。
これまで多くの不登校児童・生徒を見てきましたが、学校に行きたくない理由は100人いれば100通りあります。安易に学校に行かない選択をしたり、1人で抱え込んだりせずに、周囲のおとなや専門家に相談してほしいです。
学ぶことや人と関わることが楽しくなるように、一緒に考えていきましょう。

不登校対策スーパーバイザー
黒沢正明さん
多摩地区初の民間公募による八王子市立高尾山学園(学びの多様化学校)校長に着任(平成25年度~令和6年度)、文部科学省学びの多様化学校マイスター※就任(令和5年度)、豊島区不登校対策委員就任(令和6年度)
※多くの自治体への設置に向けた助言や研修会を担当。